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2023.02.01

心が痛い

2月1日 生きた道筋を遡る

義母がグループホームで暮らすことになって、空き家となった住居の整理や処分も最終盤に入った。
一通り家財を整理して、手付かずの屋根裏部屋の片付けをする。
本や書類や子どもたちと行ったスキーの板なども置かれている。
本や書類は埃をかぶった段ボール箱がいくつも。
その一つ二つには、古い写真や手紙や大学ノートなども。
箱詰めしたのは何十年も前のこと。
もう、日の目を見ないもの、見せないものは「開封厳禁!廃棄して捨てる」と記されている。
あわてて引越しをして、そのまま放置してきた品々だ。

そのまま捨てればいいものを開封してしまった。
もう目にすることもなかったはずの、文字や顔や記録や記憶が「心を惑わす」
「懐かしいねぇ」と笑って済ませられない品々を、平常心で手にできない。
何十年も昔のことではあるけれど、生きてきた道の一つ一つを証ている。
笑えない苦しさが蘇ってくる。

「人生を山あり谷あり」とよそ行きの言葉で表現できるけれど。
いろんな意味で、代償の大きい道のりだった。
悔恨の情が押しとどめられない。
敢えて記憶のなかかで押し殺し、空白のような歳月にしてきた「つけ」なのかも知れない。
齢を重ねて、もう落ち着いた暮らしになってはいるが、
その落ち着いた暮らしにたどり着くまでの「悔恨」がふつふつと...
きっと、それを共有して、しみじみと語り合いたいという感情なのだと思う。

およそ、話しても理解されないだろう、そうした暮らしの数々。
泣きたくなってしまうのは、歳を重ねてきた証なのか、それとも自分のなかで納得できないものが、残っているからなのか。
いつ死ぬかわからないけれど、それまでには、もう少し強くならないといけないのだろうな。

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コメント

こんばんは。

我が家も今、夫の実家の片付けをしています。
地元の若いご夫婦が買ってくれることになりました。

息子たちに残しても後の管理が大変だろうと思い決めました。
家を空にしなくてはいけないので大忙しです。

しかし、本当に大変な作業です。手続きも含めて。

一休みさんも本当にあれもこれもで大変ですね。
お察しします。
体調を崩されませんように。

片付けたいへんでしょう!
人が暮らしていたモノの数がこんなにも多いと改めて知りました。
今、アルバムの整理にとりかかっています。
これが一番やっかいな代物です。
ごっそり捨てたという人もいれば、燃やしたという人も...
でも、そうやって人も思い出の品々も土に還るのですよね。
整理がついたら、不動産業者に売却します。
幸い処分しきれなかったモノは引き取りしてくれるので、ちょっとほっとしています。
tamiさんは若い方に継いでもらうとなると、掃除も念入りになったりして、たいへんでしょう。
でも、使ってくれる方がいるのは幸せですね。
我が家は解体です。ちょっと寂しいけれど。
なんだか、時代というか、人生というか、振り返ることが多々あると、気持ちの方も、少し騒がしくなります。
頑張って、次の世代の方に引き継いでもらってくださいね。

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