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2015.10.23

嫌われもの

10月23日(金) セイタカアワダチソウ

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この季節、庄内川の川べりのあちこちにセイタカアワダチソウの黄色い花が見られます。
白い穂のススキとこの花が群生して、ちょっと季節の色合いでもあります。

「背高泡立草」とそのまま見たままを漢字で書く名前ですが、この花は明治のころ北米からやって来た帰化種で繁殖力も旺盛で勢力範囲をどんどん広げるそうです。

戦後爆発的に増えたそうで、なんだかアメリカからやって来た多国籍企業が爆発的にグローバル経済を浸透させているのに似ている、と言ったらセイタカアワダチソウが可哀そうだけど、時代を一にしてるからしかたがない。

自生花の野草のたぐいなので、こんな花の写真を撮る人も珍しいのかも知れません。
地上数十階建ての超高層マンションが背景にあったので、その屋上よりも上に花の穂を持ってきたのが、せめてものこの雑草花への慰み、憐みだと私流のこじつけであります。

ところで、この黄色い小花が集まり泡立ったかのような容姿、細かな花粉がけっこう飛散するので、花粉症に悩まされている妻などはスギ花粉とともに、このセイダカアワダチソウも目の敵にします。
目の敵なので「あれ、あれ、あの黄色い奴・・・」と、セイタカアワダチソウという名前すら言いたくないようで、とことん嫌われているということです。
旺盛な繁殖力、雑草魂といった肯定的評価など花粉症患者にはとうてい受け入れられないのでしょう。

こんな野草だから、ほとんど歌人や俳人からは歌にすらされていないと思ったら、さすがに世の中の森羅万象、あらゆる風景に向き合う俳句がありました。

 背高泡立草鉄砲隊をひた隠し (星野紗一)

明治の情景、戦後の情景・・・戦後と読みたいのですが。

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コメント

魚もそうですが、草にも国境はないようで、いろんなのが国に入ってきますね。「懐かしい草」たちも、減っているのかも。

「花粉症」が叫ばれた頃から、草や植物全体が「人間の敵」扱いですねぇ・・・本来は「戦後の復興のために」とかで、やたら人間が「杉ばかり植えた」りしたためで、植物に「悪気はない」のですが・・・

「花粉症」も「何かの複合汚染」のような気がしてなりません。マスコミや政府は何も言ってませんが・・・

投稿: マミケン | 2015.10.26 09:17

花粉症、食物アレルギーなどなど、目に見えない環境の変化は、じわじわと人の体を蝕んでいます。
死亡原因の最多のガンなども、環境ばかりかストレス過多が要因になってる気がしてなりません。
じわじわと真綿で首を絞められるような人の暮らし・・・最近よく使われる言葉「劣化」。昭和の時代が懐かしいといいますが懐かしさの向こうにあるものに目をやらなければと思っています。
まあ、そいうことばかり考えていると鬱病になりそうな現代社会ですね(笑)

投稿: ちょっと一休み | 2015.10.26 22:47

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