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2015.06.12

雨と窓

6月12日(金) 軒(のき)も庇(ひさし)も無くなって・・・

紫陽花の花が日ごとに大きく育っている。
ポツポツと降る雨に葉表のカタツムリでもいれば、梅雨の風情は満点なのだが。
そのカタツムリ、最近ではとんとお目にかかっていないなぁ。

突然の大雨だった。
梅雨というより豪雨という凄まじさに、あわてて家中の窓を閉める。
湿気が多いこの季節は雲間から陽がさすのに合わせて窓という窓を全開し、出来るだけ風の通り道を確保しているので、突然の雨には閉口する。

軒も庇もない住宅が増え、窓すら申し訳ていどの小さな家が増えている。
住環境の変化は窓などプライバシーと防犯の対象となって、エアコンがあれば窓はさほど気にしない構造になったのだろう。

そういう我が家の窓といえば、東西南北出来る限り採光を確保し風が抜けるようにと数はおおいが、いかんせん庇が小さい。
西と東の窓は敷地の関係でほとんど庇もついていないから、突然の雨にはあわてて閉めることになる。

やっかいな事だけどしかたがない。これをちょっと防ぐ手立てとして、日よけのシェードを吊るしている。
日よけのシェードだが、強い雨降りにはけっこう一時しのぎにはなるものだ。

屋内と屋外の境目。
軒も庇もこうした境界を「あいまい」にするものだ。
屋内であって屋外のような存在は土間というものもその類である。

歩いていて気がつくが、突然の雨に出くわしてちょっと避ける住宅の軒などというものがない。
運がよければオープンのカーポートをちょっと借りてという具合である。

家というのはもちろん時代とともに変化するが、こういう自分と他人を隔てる「緩衝剤」のような造りは必要なくなって、きっちりと区別することが普通になった。
ある意味、「遊び」のない暮らしのような気もする。

敷地をフェンスで囲い、軒も庇も土間も、時代劇や時代小説の世界になった。
軒先でちょっと雨宿り、傘のない二人の不思議な出会い・・・などという情景など、昭和の時代の遺物なんだろう(笑)






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