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2015.04.09

のどかな春の風景

4月9日(木) 歳時記って ①

手元に角川文庫の「合本俳句歳時記」がある。
五七五と詠もうと思う時に季語の意味を一応調べるのに使っているけれど、その序に「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」と詩人の寺田寅彦の言葉が引用されている。
たんなる季節を表わす言葉以上に、言葉の中に込められた感情、感覚、イメージそして人間の暮らしの趣があり、それを短かい17文字に文学として表現する。

日々暮らし、日々見、聞き、語り、体験する全てのことがらを、新鮮に感じ取る、そういう暮らし方をしていなければ、どこかに転がり、手垢のついた、、そういうもの以上に、膨らんだイメージなど生まれてこないのだと、まあ、そんなことを思う。

「地道にコツコツと・・・」。
夢というものはきっと地道にコツコツとした生き方の向こうへと繋がっているのだろう。そういう意味では、人に見られる、見せることもなく地道に生きて行く人生にも、夢はあるもの。

【桜も散りはじめ】

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寒の戻り、花の雨・・・さくらも散りゆくばかりでもない、輝くような白さを自慢していたさくらもどことなくくすんだ色合いになったその枝に、新緑の季節を思わせる葉が顔を覗かせはじめた。
雨間の青空に過ぎ去るものと生まれるものの、ちょっと素敵なバランス。

【菜の花畑】

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今年も庄内緑地公園に菜の花畑がお目見えした。
鮮やかな黄色い花がひときわ目を惹き、春らしい雰囲気をだしている。

春らしいというのは、のどかで穏やかで少し寒の戻りもあるけれど、たしかな「始まり」、新学期があり、新人の入社があり、夢や希望に満ち溢れた季節。
これは、幾つの歳になっても、またリフレッシュして生きて行こう!そんな雰囲気だと思う。

【自転車改造】

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10年ほど前に買ったMR4F(ジャイアント)という名前の自転車。
通勤に輪行にとあれもこれも出来ると欲張って買った折りたたみ自転車だったが、通勤には別の自転車を使い、ときには「壁紙」のように壁にかざり、たまにお散歩に・・・

一本バーハンドルを雨の日の工作でドロップハンドルに改造した。
もうずっとドロップハンドルばかりに慣れていると、T字のハンドルが苦になってしかたない。

手持ちの部材とブレーキレバーを取り寄せて、苦労のうえの仕上がりだった。
子どもの頃、ラジオの部品などが捨てられずにとってあったが、あれは親の「もったいない」という気質がそうさせていたのか、そういう材木や釘や金物や部品などを使って修理するのが普通の時代だったのか。

どちらにしても、そんな気質は知らぬ間に受け継がれている。

【堤防の道端にて】

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庄内川の右岸左岸には堤防道が続いている。
市内を迂回する信号も少ない道なので、けっこう頻繁に自動車が行き交う道。

その道端に「のげし(たんぽぽ)」が咲いている。
車の排気ガスにさらされながらも、くじけることなく毎年のこの季節には黄色い花をつけている。

こういう道端には、吸い殻やビニール袋など意外とポイと捨てられているものだから、見ようによっては掃き溜めの中の春の花ともいえる。残念だけれど・・・
でも、そんな環境の中でもひときわ目を惹く黄色い花。

【歳時記って】
日々の暮らしのなかにある、見えるものも、見えないものも、自分の中にどう映るのか。
その映り具合が新鮮であったり、おどろきであったり、なごませたりと、そういう気持ちのありかたを、言葉にして、文字にして表現できたらいいと思う。

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コメント

はい、毎朝公園のラジオ体操に通っています。散歩仲間のSさんと一緒に少しだけ話しながら歩きます。話題は公園の緑だったりします。「歳時記」は昔は人々の生活の中に当たり前にあったんですね、きっと。

投稿: マミケン | 2015.04.16 09:26

どうもグズついた天気でいけませんね。
春になるとこもりがちだった冬の暮らしからちょっと解放感があっていいのですが、気候の変化から体調を崩し、時節柄、生活も新年度でこころのバランスも壊しやすい・・・
春というのは、ちょっと不思議な季節です。

投稿: ちょっと一休み | 2015.04.17 21:56

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