« 俳句の話 | トップページ | 虹の橋 »

2015.03.12

高齢犬の介護日記

3月12日(木) いやはや、何というか・・・

001
【猫好きの方のために一枚、野良猫?精悍そうだなぁ~】

例年の今頃ならば、♪梅は咲いたか~桜はまだかいな~と、名古屋市農業センターのしだれ梅とか岐阜市の梅林公園とか、梅見の遊山に興じているのだけれど、今年はねたきりの高齢犬の介護に追われ、ちょっと疲れている。

「もういつ死んでもおかしくない」と獣医に宣告されて一か月ほどすぎ、正真正銘の「寝たきり老犬」となって、一日一日を生きているのが精いっぱいのポン太くん。

命というのはあらためて神秘的なもので、死んだように眠っていても、息をして心臓も脈をうっているので、生きる力、生命力の素晴らしさとでも言える。

生きているといえば、昨年12月に鉢植えしたシクラメンも、一つ二つと花を落としながら、窓辺に白とピンクの花を咲かせている。
これも例年ならば1~2か月で水やりを忘れ枯らしてしまうところだが、今年は水を絶やさず栄養分を与えいるので、しっかりと咲き続けている。

寝たきり高齢犬の介護も疲れるもので、ときには「ふぁぁ~あ」と溜息をつくこともある・・・というのが正直なところだ。
立ち上がれないので、水も餌も排泄も自力ではできないから、「ワホ~~ン」と叫び声に近い声を出すしか術がないのである。

では、介護の状態はというと、低体温症を防ぐために45度ほどの湯をペットボトルに入れ、身体にあてる(のが良いと獣医さんに教わった)

脱水症の予防にコマメに水分を摂らせる、褥瘡の消毒と抗生剤の軟膏の塗布。
ウォーターベッドのおかげで新たな褥瘡は出来ていないが、ときどき体位を変えてやる、筋肉も脂肪もなくなって、痩せ衰えた骨節をさすってやる。

心臓と食欲だけは生きてる証のように意欲をみせるので、シニア犬用のスープタイプの餌に、固形の餌をすり潰して混ぜ、獣医科でもらう高カロリー食をブレンドして与える。

水分はときどき砂糖水にして与えたり、高栄養ミルクを与えたり・・・自力では立てないので片手で体をささえ、片手で餌椀を口に持って行く。

食べたら出るものだ。内臓器官が弱っているのか常に下痢便になる。冷えてくると節々が痛いのか、腹が痛いのか鳴き声を上げて呼ぶ。
「癌」で死ぬ犬も少なくないと聞いたが、18年と8か月の老いの辛さだと思う。

朝起きて、死んだように眠っている老犬の目は、目やにで開けられないのである。
目と顔と口を拭いてやり、オムツの中の処理をする・・・というのが始まり。
体毛が汚れをいっそう酷くするので、何度も何度も拭きとると、ビニールの袋がいっぱいになる。
それが一日何回も必要となるので、最近のゴミ出し日の量が多いこと、多いこと。

寝たきり高齢者の家庭介護に近いものがある。いや、人間ならば入院して点滴治療や高齢者施設での暮らしになっているに違いない。
「介護疲れ」という話があるが、寝たきりになった人の介護の大変さの一端を垣間見るような気持である。

幸いにも妻も息子も娘も、この寝たきり高齢犬の状態を心配したり気を使かう言葉を口にしてくれる。
そこは、「ふぁぁぁ~あ」とため息をつきながらも、「世話をしてやらなくっちゃ」と気を取り直せるところだ。
介護疲れの幾分かは、実はその他の家族の関わり方やちょっとした言葉などに疲れを感じたり、気を取り直したりするものだ。
介護することへの感情の共有の大切さなのだろうと思える。

妻が作ったフリースのベッド用のシーツの上で、今はスヤスヤと眠っている。
雪が舞ったり底冷えのまだまだする3月、今日も夜鳴きに起こされそうである。
家庭で介護するというのは、つまりは命と向き合いながら、ため息をついたり、ほっとしたり、そういう日々なのである。

もうじき桜の開花が伝えられる季節になりましたねぇ~、梅は満開、桜はちょっとはやい。

|

« 俳句の話 | トップページ | 虹の橋 »

ペットの話・愛犬ポン」カテゴリの記事

コメント

ポン太の介護も大変そうですねぇ・・・「介護」を見ると、その「家庭」が分かる感じがしますねぇ・・・

投稿: マミケン | 2015.03.13 13:08

人も犬も同じですね~。
介護って、やっぱり命と向き合うってことだと思いました。

投稿: ちょっと一休み | 2015.03.14 14:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 俳句の話 | トップページ | 虹の橋 »