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2014.07.02

マンガ本とか・・・

7月1日(火) 文月(ふみづき)

7月は文月(ふみづき)というのですが、7月7日の七夕の日に牽牛織女の二星に詩歌を献上したり、書物を開いて夜気にさらすという古来の風習が語源のひとつらしいです。
なかなか情緒のある風流な語源だとおもうが、もっともこれは中国から伝来だといいます。

ということで、梅雨というよりも暑い暑い日本の夏が始まったという感じです。
このムシ暑くて息苦しいのは集団的自衛権の閣議決定という国民無視のムシ暑さかも・・・

相変わらず図書館通いの日々です。
「創造の翼を広げて」みたり、「パルピテーション」に出会ったり・・・というほどではありませんが、知らないことや新しい知識などに出会うことは、とても面白いものです。

ちなみにNHKの連続テレビ小説「花子とアン」を見ていない人には何のこっちゃですが、、「パルピテーション」って医療用語の「動悸」だと、南こうせつさんが語っていました。
恋のドキドキってこてですね、自分なんか暑さにまいって階段を上がるとパルピテーション、ほんものの動悸・息切れなのですが。

さて、図書館の話ですが、このところマンガ本を連続して借りています。

Img_1835_3手塚治虫の初期の作品集ですが、児童向けのマンガコーナーから、少し照れながら毎回5冊ほど借りています。

「内容に哲学的な深さをもたせ、人物の配置や構成に文学的な広がりを加える、かならずしも笑いは必要でなく悲劇性、カタストロフィーも拒否しない」とうのが手塚治虫のストーリー漫画だと、あとがきで述べています。

なかなか哲学的な説明だと、当時のマンガとしては斬新だったのでしょう。
「マンガばかり読んでるとお馬鹿になるよ」「マンガみたいなことばっかり言って」これが自分の少年時代のマンガへの一般的な見方だったと思います。

そのように刷り込まれた少年期の意識は、この歳になっても払しょくされずに、深層ではどこかに残っているのかも知れません。
書店の膨大な部分を占めるマンガの棚になにかしら違和感を覚え、週刊マンガ雑誌を読むのが趣味だという某大臣の話を聞くと、どうなんだろう~?などと思ったりします。

マンガはマンガとしての発展の推移があるのでしょうから、活字とマンガをどちらが高尚かなどと比較しても意味のないことでしょうが、たしかに嗜好の違いはあるものです。
「好み」というのは人それぞれなので、そこから「創造の翼をひろげられるか」ということに尽きるのでしょう。

歴史や今の日本国憲法だってマンガ化される時代です。
マンガのほうが分かりやすいかといえば、そうとも限らないと自分は思うのですが、きっとどれだけ自分で考えられるかということであり、生きてきた時代の環境によっても、好みは左右されるのでしょう。

そういうなかで、もう30~40年ほど前に刊行され、赤茶けた紙の「手塚治虫漫画全集」を借りたのは、なんだか自分にとっては画期的なわけです。
しかも、著名な「鉄腕アトム」とか「ブラックジャック」とか・・・そういった作品の前の初期作品。

いわゆる突拍子もないという点では、きわめてマンガらしい作品群ですが、いろんな意味で自由気ままに描かれているというのが感想ですね。
気ままだからこそ、編集者の意向に躊躇なく従ったり、連載しながらストーリーを変更したりと、そういうところが面白い。

当時の日本社会がかかえていた問題みたいなものを、それらしく描いたりしているのは、ちょっと素朴だけれど手塚治虫の持っていた社会観が見て取れます。

というわけで、まだまだ知らない作品があるので、しばらくは借り続けようと思うのですが、まあ、自分はといえば活字本のほうが「想像の翼」を広げやすいなぁと思う本日なりぃ~。




 

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コメント

クーラーのなかった中学校や高校時代、受験勉強でクーラーのある図書館には少し通いました。当時書棚にマンガは少なく、筑摩書房から出ていた大人向けマンガ家全集があって、気分転換にそれを見ていた記憶があります。

投稿: マミケン | 2014.07.03 09:45

この手塚治虫の初期の作品を読んでるとストーリーなど雑だなぁ~と思えるものがあります。
手塚さん自身が三流作品だと言ってるものもあって、こういう膨大な下準備マンガの上に「大作」があるのがよくわかります。
それでも、好きなものを自由に描いてるという雰囲気はすごく伝わり、ほとばしるエネルギーを感じる作品だと思いました。マンガ聡明期のパワーなんでしょうね・・・

投稿: ちょっと一休み | 2014.07.04 00:03

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