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2014.06.30

あれから40年が経ちました

6月30日(月) 「ひめ風」コンサート

市民会館で開催された南こうせつ・伊勢正三のコンサートに行きました。
「あれから40年以上が経ちました」とオープニングで南こうせつが語り、そんな時代に出会った曲の数々が思い出され、けっして若くはないシニア世代は、そんな曲が流れた時代の自分たちの恋や哀しみや青春の日々に、時間が遡ったのだと思う。

「神田川」「赤ちょうちん」「妹」「なごり雪」「22才の別れ」・・・一つの時代、70年代のフォークソングの世界が色褪せることなく今だになお人の心をつかんでいるのは何故だろうかと思ったりします。

「貧乏フォーク」などと言われるこの頃は、学生運動が挫折する時代でした。
社会の矛盾に向けられた若者たちの行き場のないエネルギーは、人の優しさや、傷ついた心のいたわりに向かったのでしょうか。

そういう時代と結びあわされた曲というのは、40年を過ぎた今でも、きっと心のどこかに「大切な宝物」のように、しまわれているのだと思われます。
その頃、自分は何をしていたのだろうか?曲を聞きながらいろいろ想いだされます。

「赤ちょうちん」はお洒落なお店にかわり、3畳一間の下宿はワンルームマンションに、汽車のホームは新幹線にかわり、銭湯は・・・
時代が一変して、曲のなかに描かれる風景はもう見ることもあまりありません。

「昔はよき時代だったのか?」とときどき考えたりします。
良かったとも思うし、良くなかったとも思いますが、ただ、そういう青春という時代を、けっこう純粋に生きてきたという気はします。

つまずいて当たり前、失敗してあたりまえ、明日はどうなることやらと悶々と暮らすなかで、時代だけは猛スピードで過ぎて行ったけれど・・・
あまり損得勘定もしなかった、する必要もない時代だったから、素直に人の気持ちに心が寄せられた、そんな時代だったような気がします。

コンサートのチケットは伊勢正三ファンを自認する妻が電話をかけまくってとりました。
友だちと行く予定が急遽変更となり、まあ僕はピンチヒッターのようなものでした。

会場から地下鉄駅に向かう階段を、還暦をすぎたお歳のご夫婦が仲よく腕を組んで、帰り道を急いでる姿をみかけました。
ああ、きっとこのお二人も「かぐや姫」と「風」の時代を過ごしてみえたのだと・・・「あれから40年以上がたった」と思い返されているのでしょう。

こんな時代だから、良いものにたくさん触れるのが大切だと思っています。
だから、思いおこせば幸せな気持ちになれる。それが素晴らしい。そんなコンサートでした。

「かぐや姫」と「風」、「ひめ風」としてお二人でコンサートツアーをされています。



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コメント

南こうせつさんの奥さんは大学の軟式テニス部の3年先輩でした。顔を知ってる程度の知り合いですが・・・あの時代の歌は同世代が揃うとだいたい歌えちゃうからすごいなぁ・・・まだ深夜放送とかラジオ番組が元気だった時代ですね。

投稿: マミケン | 2014.07.02 17:35

当時の楽曲をつくった経過を物語ふう(と僕は感じた)に振り返ったトークをしてくれました。
今のように大量生産、大量消費であっという間に流れて行く時代とはやっぱり違うのですね。
創り歌う側も聞く側も共に、きっと今以上に思い入れができ、共感する雰囲気が大きかったのかと思うのです。

投稿: ちょっと一休み | 2014.07.02 21:17

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