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2014.01.21

季節は晩冬

1月21日(火) 欵冬華く(ふきのはなさく)

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冬の寒さが厳しいなか、ふきのとうがそっと蕾をだすという暦(こよみ)の今日。
ふきのとうは「欵冬」とも書く。

冬と春がせめぎ合う季節、まだ日中は5度前後という寒さだが、歳時記カレンダーを眺めて、ひと足はやく春を感じる、だから季節は晩冬なのだ。

風邪をこじらせてる方が多い。「大寒」の昨日、8名の予定の会議に3名が風邪でダウンして、さしずめ学校なら学級閉鎖だろうが、大人の社会は閉鎖も休校もなく、必要な仕事は必要に応じて処理されて行くものだ。

僕はいたって元気である。
風邪などその兆候も見当たらないのは、きっと人混みの中にいるよりも、自宅にいる時間が多いからなのだと思う。

インフルエンザ、ノロウイルス・・・ウイルス感染が猛威をふるうのは、人の暮らしかたの密度が濃くなったからだろう、通勤も仕事も遊びだって人間同士の距離が接近している現代。
通信も交通手段も今とは格段に「のんびり」していた昔は、きっと「感染」する機会も少なかったに違いない。

こういう懐古趣味は歳のせいだと思いつつ、AKB48の顔も名前も解らず、イケメン俳優の誰が誰なのか覚える間に、次から次へと薄利多売、一山いくらの芸能界、テレビの世界を見ていると、歳を重ねるのが早く感じるのは、社会の動きが早いのであって、そういうものに一緒に流されてるからなのかとも思う。

まあ、こういう日常の雑感を歳時記カレンダーを眺めながら書いてるときは、さすがに時間がゆっくりと流れている。

久しぶりに職場時代の先輩宅を自転車に乗って訪ねた。
職場時代は人権や社会性といったことをいろいろ教えていただいたが、歳を重ねても生活のなかで築き上げた考え方は衰えるものではない!と嬉しく思う。

人と人との関係ってものは、なかなか言葉では言い表せられないが、とどのつまり「ほんとうに人に優しいのか」ってことかも知れない。
人生いろいろである、そのいろいろを気持ちとして共感できる懐の広さに接すると、少し心が洗われたような気がするものだ。

20年ほど障がい者施設で働いている友人が入院したと知り見舞いにも行った。
自転車で寒さの中を走ると、名古屋市街というのは自転車には優しくない。
南北に走る江川線(市道)の熱田区周辺に立派な「自転車道」ができていた。
歩道の半分を「自転車道」として整備した様子だが、特に自転車専用の標識もなく、おまけに対面通行になっていた。

歩道を人と自転車がシェアするというのが発想の根幹にあると思われる、こんな立派なものを道路工事して作るよりも、車道に色分けした自転車レーンを設置するほうが、きっと何十分の一ほどの税金でできる。
名古屋の道路事情は比較的他都市よりも車線も幅も余裕があるのだから・・・

歩道に「自転車」とペンキ文字が書かれているが、車道は走っちゃいかんということか?
これを見ていると「自転車は歩道を走りなさい」と考えてる人が作る「自転車道?」と思えてならない。

という話はさておき、自らも障がいを持ちながら障がい者施設で働いてきた友人である。
障がいからくる二次障害にいつも耐えながら障がい者支援に働く姿をみてきた。
「良心」という言葉を身を持って体現していると思ってきた。
病室で横たわる姿はとても痛々しく、なんとか回復して欲しいと思わずにはいられない。
こういう人がいて、障がい者福祉の現場が支えられてきたのだと思う。

病室は上層階にあり、そこの待合所からゴチャゴチャと立ち並ぶ市街が見渡せた。
普段は地球にへばりついて暮らすアリのような視線も、こうして高い位置からながめると、あのビルやこの建物にも、いろんな人の暮らしがあるのだと実感する。

空に広がった雲の切れ目から陽の光が筋のように街に延びていた。
日の当たらないところで生活する人、辛い思いを持ちながら暮らす人、暖かな陽の光が届くといいのになぁ~。

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コメント

きれいな写真ですねぇ・・・

いろんなみなさんが少しでも幸せになれますように・・・

投稿: マミケン | 2014.01.24 15:43

いつも空を見上げることが多いけど、たまに高い建物から見下ろすと、ビルや建物がひしめきあっています。
せまい土地にしがみつくような生活・・・いろんな人生がぎっしりと詰まってるんですね、としみじみ思いました。

投稿: ちょっと一休み | 2014.01.24 21:46

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