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2014.01.13

緩み、たわみ

1月13日(月) 築10年!

住居を建てて10年が過ぎた。長く住んでるとあちこちに緩みやたわみが出てくる。
昨年末にはアンテナが風雨に耐えきれず断線してテレビが映らなくなった。

大晦日の紅白が見られないというので、町の電気屋さんに急きょ修理を依頼したが、テレビがない時間というのも、案外悪くない。
時間の隙間を埋めるようにテレビを点けっ放している生活がきっと一変して、「さて何をしようか、この時間」となるにちがいない。

これは張られたケーブルのたわみが耐えきれず断線したのだけれど、そのほかにも開閉扉の蝶番ビスの緩み、台所の蛇口の緩み、和室の引き戸のたわみ・・・
いろいろあるが、こうしたのは設計上では多少の緩みやたわみを考慮して作られているはずなので、人が日々使っていればやはり限度を超えて、ぐらぐら、ぎしぎし、ぷっつん、となるものだ。

築10年を過ぎて外壁のメンテナンス工事をすることになった。
見た目はヒビが入ってるわけでもなく緊急を要するとも思えないが、このメンテナンス工事を条件に保証期間がさらに10年延長するので、予定のこととはいえ大きな出費となった。

狭い土地に建てた家なので工事も一苦労である。外構のフェンスを外してそこに足場を組むが、このフェンスを外すのも頼めば数万円の工事費になる。
ここは一つ趣味と実益を兼ねて自分でフェンスを取り外すことにし、さてドライバー片手にネジを回すと・・・動かない、無理すればネジ山が潰れる。

ネジ締めがきつすぎて遊びがないから緩まないのである。
潤滑剤を使ってもびくともしないのは安全を配慮してのことだろうが、緩まないというのも困りものである。
しかし、ほとんどの物は多少の緩みやたわみを含んでいる、ハンドルの遊びのように必要不可欠のものもある。

今日は成人の日だった。
張りつめた気持ちで「大人」の仲間入りだと意識した新成人もいれば、ほとんど「二十歳」をただ通過点だと考える人もいる。
人生の緊張と弛緩のバランスを上手く保てれば社会への適応もしやすい。
もっとも、社会のほうが酷く緊張ばかりを強いることが多いので、この環境のなかで「生き抜く」という普通のことが普通でない暮らしのほうが普通である・・・ややこしさ(笑)

サラリーマン残酷時代だと思われてならない。
心を痛めながら、なんとか社会のなかで成長しようと努めている新成人にガンバレと言いたいけれど、傷つき悩む生き方しかできないのは「ピュアな心の持ち主」だから、それもある意味素晴らしいことだと思う。

さて、緊張と弛緩の心のバランスは歳を重ねるごとに経験値がうまく処理してくれる、ほどほどとかまあまあという言葉に表わされる社会への適応能力のことだ。
そうしてバランスを保ちながら生活し、さらに歳を重ね社会生活から遠のき始めると、つまり「退職」などという契機によって、またバランスが崩れて行く。

緊張よりも弛緩の局面が増えて物事への拘りや意欲が薄れて行くのが「老化」の意識だと思えてならない。
論理的な本を読むのに苦労する、集中力が低下する。
直観や過って経験した感覚ばかりが頭のなかを占め、新しいものへの意欲よりも、築き上げてきたものへの執着が度を越す・・・「頑固」の正体である。

こういうのは自分を振返って思うことだけれど、家も築10年の間に「緩み」も生まれ、「たわみ」も限度を越してしまうのと同じように、人もどこかで緩みを締め直したり、ほどよいたわみを持たせたり、場合によってはきつ過ぎる固定観念を見直して、メンテナンスが必要なのだろう。

・・・と、だから雑炊のごった煮のようなブログ日記もちょっと理路整然とした文章を書けるようにしないと、ただ単なる日常の羅列に終わるブログになる。
とはいえ、下手には下手の生き方があるように、それも個性、多様性と認めるところからしか道は開けない、「みんな違ってみんないい」という自分を肯定する力である。

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コメント

我が家も建て売り買って10年目です。まだガタは来ていないけれど、風呂でテレビ小さいテレビがあり、湯船で見れたのが、地上デジタルになり、受信できなくなりました。送り手の都合で、国民全員に「買いかえろ」はひどい話だったなぁ・・・まだ、そのままにしてますが・・・

投稿: マミケン | 2014.01.15 09:38

僕らの世代は家を持つのは大きな夢でした。
一生懸命働いて給料からローンを払い、そうして何とかマイホームを持つ。
マイホーム主義と言われようと、平和な暮らしのシンボルのようなものだったと思っています。
安定雇用が前提だったが、今では非正規雇用が増えこのままでは不安定雇用が主流になるとさえ言われ・・・
ワーキングプアでは住宅ローンもままならない、そういう時代に持家の夢は夢のまた夢になりつつある、残酷な時代だと思っています。

投稿: ちょっと一休み | 2014.01.16 00:32

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