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2013.12.01

窓際のフロッピー

12月1日(日) 屋根裏に忘れ去られた物たちの話

007

 「WindowsXP」のサポートが終了するが、まだ「XP」が主力機として働いている職場が多いという話が少し前に伝えられた。
 「XP」というのは、なかなか使い勝手が良かったOSだと僕は思っているが、どんどん新しいものになって、まだまだ使える、いやこのままでも十分だと思っても、否応なしに新しいものが中心になってくる。

 こういう世界は儲けるためには日進月歩で新登場を余儀なくされるけれど、ユーザーみんなが望んでいるわけではない。
 仕事場のIT機器など、操作方法が一から出直しになるから、「たまったものじゃない!」とシニア世代は思うに違いない・・・

 そんな「XP」の前はといえば「Windows2000」とか「Windows95」だったし、もっと以前は「Windows3.0」なんてものもあった。
 1980年代頃からパソコンに興味を持っていた僕はWindowsじゃなくて「MS-DOS」ってOSだったし、富士通の「FM77」とか「PC98NOTE」などを使っていた。

 こういう話は、当時でいうならば「オタク」に近いものだったので、やれ「マックだ」「PC98だ」という時代は、ある種の懐かしさが甦ってくる。

 12月になって師走と言われる頃になると、一年の埃を落とし、大掃除もしなければという気分になる。
 それでなくても娘が結婚し、一部屋ガランと空いたけれど、新居に持って行った物よりも、残して行った正体不明のあれこれの方がはるかに多いので、それらは結局親の手で片付ける定めになっている。

 物を溜めこむ犬のような性格は、どうも我が家の伝統的気質じゃないかと最近思うのだが、どこかでスッキリさせたいと、願望だけは12月の師走の頃だけじゃなくて日々思うところである。

 娘の部屋を片付けるついでに、10年前に引っ越して以来手つかずになっていた、屋根裏の物置の不用品を粗大ごみで出すことになった。
 ジュータン、カーペット、整理ケースや・・・10年も使わずにしまわれていた物など、変色し劣化して「残骸」のようなものになってしまう。

 屋根裏の不用品を処分していたら、ダンボール箱2個にぎっしりと詰まったフロッピーとCDが出て来た。
 すっかり忘れていたが、慌てて引っ越しして詰め込んだ代物が、残っていたということだ。

 フロッピーもCDも10年以上前だから、開封してみると、古いものはMS-DOSとかPC9800シリーズとか・・・
 いやはや、よくぞ残っていたものだと呆れたり笑えたりしてくる。
 窓際に引っ張り出したフロッピーを並べてみたら、「直子の代筆」とか「VZエディター」とか「パソコン通信」とか、まあ知ってる人には懐かしいフロッピーがある。

 ひとつの時代の「パソコンライフ」を象徴するような代物である。
 もう、フロッピーなど遠い昔の「遺物」で、今では使うドライブすらない。

 懐かしいと思いつつ廃棄しようとしたが、このフロッピーってものは読み取りシャッターと円盤の中心が金物でできている。
 名古屋市の分別収集ではフロッピーディスク・ケースは「可燃ごみ」となっているが、枚数も多くなれば金属部分も相当な量になる。
 そのまま可燃ゴミで出すのも気が引けるので、シコシコとフロッピーを分解しながらプラスチックと金属に分類するのだが大変な作業である。

 数時間かけて、ほとほと疲れながら作業をしていると、「凝り性」というものの多くは、実に無駄なことだと気が付く。
 しかし、そういう「無駄」があってパソコンというものが人並みに使え、あまり苦労も少なく職場のIT化に対応できたと思うと、「残骸」になったフロッピーが妙に「愛しく」思うのである。
 ・・・つまり、人は自分の人生のあれこれを肯定的に考えたがるという話なんだなぁ。
 
 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ワープロを使うのは早かった。F社と担当していて、画期的に安い(それでも75万円した)小型ワープロ(それでもでかかった】を使っていたから、まだみんなが使う前から使っていたのだ。でもマックのイラストレーターとか面倒くさくて、使わなかったらドンドン遅れちゃったなぁ・・・

今のコピー複合機は本などの活字を置いとくだけで、スキャンして文字データとして読みとるという・・・もう何だか分からない世界になってます。

投稿: マミケン | 2013.12.03 15:15

就職してまもなくワープロ登場、確か数行でしたよね。あれも毎年買い換えをさせられた。そのことに頭にきてました。PCに変わっても同じ。いまやネット端末(スマーットフォン)を子どもも持つ時代になってネット依存者を大量養成・・・。駅ホームでも端末を使えるようにしておいて、転落者が出るようになり「ホームでネット端末を使うのは危険です」とアナウンス。

投稿: 杉山 | 2013.12.03 22:53

間宮さんこんばんは。那覇マラソン、お疲れさまでした。
「Tシャツの背文字」みなさんを、あれを読んで勇気づけられたんだと思います。素晴らしいなぁ。
ワープロが数十万って出始めの頃ですね。今では考えられないけど、そんな時代に使ってみえたのですか、驚きです。
そういえば、東芝のルポっていうワープロの表計算フロッピーが出て来ました。
やれ家計簿だ小遣い帳だ仕事だ・・・結局使いこなせなかったのですが、まだ機器に振り回されることのなかった時代が懐かしいです。

投稿: ちょっと一休み | 2013.12.03 23:30

杉山さんこんばんは。
僕らの親の時代は、ラジオとか自分で部品交換して修理などしていた時代です。
「トランジスタ」なんて夢があった世界でしたね。
そういう機器がどんどん改良され携帯端末で疑似コミュニケーションもできて、使う人間の意志とかスピードとか無関係に大産業機器社会になって、人間が従属してる。
やっぱり依存しちゃってるんでしょうね。
こういうものが無くなっても、自分の自立した暮らしが送れるように、日頃からよ~く考えなくてはと・・・まあ、反省を込めてそう思うこの頃です。

投稿: ちょっと一休み | 2013.12.03 23:40

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