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2013.10.06

秋の蚊はしぶとい?

10月5日(土)公園の夕暮れ時はさみしいものだ

005

 庄内緑地公園に出かけた。
 ぐるぐる走ると20キロ弱ほどの距離になる自転車散歩。散歩というのがピッタリの距離だ。
 公園の夕暮れ時は陽もかたむき、人のいなくなった運動場のバックネットの影も長くなる。
 帰り支度をして荷物を抱えたファミリーが足早に駐車場へとむかう。
 昼間の賑やかしさが、潮が引くように消えて行くから、公園の夕暮れ時は淋しいものだ。

 この季節になっても公園のベンチに腰をおろすと、どこに隠れていたのか蚊がやってきて、刺されると痒い。
 今年の夏も蚊に悩まされた。

 愛犬の散歩は蚊との格闘だったので、メッシュのパーカーなど仕入れて蚊よけ対策をしたが、見た目の涼しさよりも数倍暑かった。
 もう、蚊帳など使ってる家庭もほとんどないだろうが、あの蚊帳という日本情緒ある代物も風を通さずに暑いものだったから、それと同じわけだ。

 秋になって涼しくなったが、蚊の季節はまだ続いている。
 大丈夫だろうとたかをくくっていると、しぶとく刺されるのだ。
 老犬の散歩のときも花壇の水やりも、蚊にとっては絶好の獲物捕獲チャンスなのだろう。

 秋の蚊のしぶとさには閉口する。
 「夏を生き延びたほどだから、しぶといのよ」と、もっぱら僕に犬の散歩をさせている妻は言う。
 「しぶといのか!」と思うが、「したたか」と言い換えてもよいのかも知れない。
 しかし、蚊と言うのは夏の間中から秋まで生き続けるものだろうか?
 そうだとしたら、たしかに「しぶとい」のであるが・・・

 人の血を吸って卵を産むのは雌の蚊である。
 雄は交尾して果てるというから、どことなく人の世の女性の生命力の強さにも似ているが。

 余談だが、スーパーの売り場のレジで70歳を過ぎただろう老夫婦の会話が聞こえてきた。
 「何やってんの、食糧はこちらの袋でしょ、それは入れなくてもいいから、何やってんの手で持てばいいでしょ・・・」老夫らしき男性は右往左往していた。

 以前、こんな話も聞いたことがある「うちの旦那がさあ退職したら途端にベタベタしてきてさあ、何よ今さら・・・」
 家庭という単位で見る限り、晩年になればなるほど夫と妻の関係は逆転するもののようだ。
 もっとも、その逆の自立しきれない妻が「老後の円満夫婦」を口実に依存心を持ち続けることもあるようだが。

 さて、秋の蚊はしぶといのか?
 概ね蚊の寿命は2~3週間というから、実は夏を生き抜いた蚊がしぶといわけじゃなさそうだ。
 夏の蚊は夏に死んでいる。

 蚊の種類によっては、秋に孵化して一冬超す蚊もいるようだから、これはしぶといと言える。
 雌の蚊が人の血ばかり吸って生きてるかというと、樹液なども吸うという。
 たしか映画の「ジュラシックパーク」では恐竜を古代の樹液に閉じ込められた蚊に残された恐竜ののDNAを採取して甦らせていたと思ったが・・・。

 人間の何十分の一でしかない小さい蚊には昔から悩まされ、変わらず現代も悩まされているわけだ。
 秋の蚊に刺されると特別痒く感じるのは、きっと油断する気持ちのせいだろう。
 その油断を見逃さない蚊のしぶとさ・・・生命力の旺盛さだろう。

 しぶとく生きる術を、僕も身に付けたいものだと思うのだなぁ~。 
 


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コメント

10月まで蚊がいるなんて。やはりいつまでも暑いからですよね。夏温度が半年間続くなんて。洗濯物を毎日干してて気が付いたのですが、気温が40度くらいの時は蚊は少なかった、30度くらいのときの方が多くなった気がします。ところで、蚊なら役割終えたら雌雄ともにとっとと死ぬのに、我々人間はその後が長いから大変なんですよね。

投稿: 杉山 | 2013.10.06 13:07

朝晩の少し涼しくなった頃が一番蚊の活動時間帯ですね。
老後・・・加齢や体力の問題がよく言われますが、僕は高れい化の中心は「心の持ち方」にあって、その心と体のバランスが大きいと思っています。
認知症は別として、死ぬ日まで穏やかな心を維持できたらいいなぁと思っています。

投稿: ちょっと一休み | 2013.10.07 00:56

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