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2013.09.18

二連勤

9月18日(水) 待宵の月

 明日は中秋の名月で、その前日の月を「待宵(まつよい)」という。
 で、十五夜お月さんの翌日は「十六夜(いざよい)」、翌々日は「立待月(たちまちづき)」
 で、さらに「居待月(いまちづき)」「臥待月(ふしまちづき)」と続くわけで、秋の名月の頃の名前もいろいろある。
 つまり、十五夜を前後して月を愛でた昔の人々は、そういうふうに風情を楽しんだわけだ。

 ちなみに今日の待宵月のなんとまあ綺麗な事といったらこの上もない。
 大分の〇〇さんや三重県の〇〇さんや名古屋の○○さん、岐阜の○○さん、東京の〇〇さん・・・などと、ブログにコメントをいただいたりしてる方々を列記して、このブログの数少ないそういう方々も、この空に輝く待宵月をご覧になられているのだろうか。

 同じ地球で同じ時代を生き、そして同じこの月を眺めているかも知れないと思うと、たんなる丸いお月さんがとても神秘的に見えてくる。

 さて、昨日、今日と二日連続で朝から晩まで勤めに出た。勤めといっても無休なのでボランティア。
 仕事とボランティアの違いは報酬の有無で区別されるが、ボランティアが凄く偉くて立派というわけでもない。
 社会への参加という点では本質的に仕事もボランティアも変わらないわけで、同じように責任があるものだ。

 ほんとうは、すべてが「仕事」という概念でくくられればよいのだけれど、なにしろ「サラリー」の社会だから、やっぱりボランティアは奉仕ということになる。
 対象者にしてみれば「ボランティア=ありがたいことです」と気を使うもので、それを考えると「ボランティア」などというものは、なくなればそれにこしたことはない。

 まあ、本質的にはということであって、世の中には善意や好意でいろんな活動をして、そこから人と人との「絆」や「縁」ができあがることもあるから、それも一つの人間関係、社会関係としては成り立つかも知れない。
 ・・・が、ボランティアが立派な行為で仕事は報酬があるから立派ではないという結論にはならない。

 などと理屈をこねてみたが、二連勤はさすがにいつもの生活習慣と違うから疲れるものだ。
 普段は着もしないジャケットは肩こりのもとだし、何枚もの書類とにらめっこは目も疲れる、そればかりか人との会話が極端に少なくなった最近なので、会話そのものも緊張する。

 そういう二日間だったが、考えてみれば二年前まではそれが普通の日常であった。
 習慣というものは、人間の体に恐ろしいほど生活リズムを刻みこむもので、あらためて毎日働くことの「大変さ」を痛感する。

 退職するといかに心身の生活リズムが一変するものかと考えさせられる。
 毎日働いている方にとってはそれが普通の暮らしであるが、それを普通の暮らしとして過ごしていることは、凄い事だと思えてならない。

 というわけで疲れたとばかり書いてるけれど、いろいろと学ぶことも多い二連勤でもあった。
 障がい者関係の話もたくさん聞けたし、問題点もいくつか気づくことが出来た。
 そんな中で、障がい者の家族の苦しみという問題を指摘した文章に共感して、ちょっと書いておこうと思う。

 障がい者の家族が抱えてきた苦悩は4つあるという。
 「障がいをもたせてしまった苦悩」
 「一生介護し続けなければならない苦悩」
 「先に旅立たねばならない苦悩」
 「その後を兄弟姉妹に託さなければならない苦悩」
 こうした苦悩からの解放を障がい者の親たちは願っているし、家族への支援も必要になっている。
 
 

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コメント

重症心身障害を持つ子を育ててきた人から聞いたことがあります。20歳になったら国が面倒見て欲しい。親業を卒業させて欲しい。作業所作りで中心的に頑張っていた人とでした。そのとおりだと思いました。障害を持つ人の暮らしを支えるのは社会全体の仕事です。はあーでも、法人税を下げて消費税は上がるし、労働者の権利(解雇されやすい制度ができるとか)はますます迫害されようとしているし・・・。

投稿: 杉山 | 2013.09.21 20:11

二日ほど新しい方の職員研修で講義されたレポートの一部を抜粋したものですが、社会のほんとうの豊かさは、その社会のもっとも辛い暮らしを送っている人が社会のしくみとしてフォローされてるかどうかと思うのですね。
自己責任が強調されるのは社会保障を国が放棄する口実ですね。
そういうものに憤りを持つときに、初めて障がい者・家族と障がいのない人との溝がなくなり、同じ目線で話が出来るのだろう・・・とそう思うのです。

投稿: ちょっと一休み | 2013.09.22 23:26

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