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2013.04.30

夕暮れどき

4月30日(水) 風景写真遊び

001

 朝から降ってた雨も午後にはすっかり止み、夕暮れ時には西の空が茜色にそまっていた。
 路地裏には懐かしい昔の雰囲気がある。

 街灯に灯がともりはじめると、家々の窓から暖色の電球の灯がもれてくる。
 ワイワイと遊んでいた子どもの集団も一人去り二人去り、終いには誰もいなくなる。
 あの茜色の空は鍵っ子だった僕には寂しい色に見えた。

 仕事を終えたエプロン姿の母親の姿が見えると、それだけで安心したものだ。
 荷台に空っぽになった弁当箱をくくりつけた父が、ごつい自転車をひいて帰ってくる。
 そうして暗闇が路地裏をおおう頃、僕もそこにはいなくなる。

 時代というものが知らぬ間に過ぎ、2013年の夕暮れ時は淋しさも何もなく路地だけがそこにあった。
 時間を巻き戻す方法はないかと、どこにでもある路地裏の風景をセピア色にしてみたら。
 もうほとんど思い出すこともなくなった、子どもの頃の風景が甦ってきた。
 どこにでもある路地裏、風景写真遊びの一枚である。

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コメント

おおお、味のある写真だなぁ・・・・

そうそう、僕たちの子供時代は平屋か2階屋でしたねぇ・・・実家周辺や、現在住んでいる下町でも、マンションや高い建物が増えました。空が狭くなりました。「智恵子抄」にそんな言葉があったような記憶がありますが・・・・

投稿: マミケン | 2013.05.01 17:31

「智恵子は東京に空が無いという、ほんとの空が見たいという・・・」ですね。
智恵子にとってのほんとうの空は生家福島のあおい空だったんですね・・・わかるなぁ~その気持ち。
この路地裏の向こうのちょうど正面に赤い夕陽が沈む日があります。
あれ以来、西の空が茜色になると、ときどき出かけるのですが二度と見ることができないでいます。
昨日もそんな思いで出かけた路地裏だったです。 

投稿: ちょっと一休み | 2013.05.01 23:54

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