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2013.04.04

自転車散歩で名城公園へ

4月4日(木) 桜も散り始めて・・・

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 時間の隙間を見つけて散歩に出かける。
 自転車散歩だ。
 散歩が意識の活性化に役立つことはよく言われ、家のなかに閉じこもりがちな、お年寄りの健康にもよい。
 ・・・と、一般的に言われているが、僕はそういう目的があるわけじゃない。

 ただただ、風を切ってギコギコと自転車を走らせる。
 そういう雰囲気や暮らしが自分に合ってるというだけだと思う。

 街角や公園の季節の花々は、たしかに暮らしに潤いをもたらしてくれるし、子どもたちの無邪気に遊ぶ姿を見ていると、ほんわかとした気持ちになれる。
 けれども、僕は散り始めた桜を見たり、陽に輝いてる名古屋城の金の鯱を見たいという目的があるわけじゃない。

 どうも自転車で散歩に出かけ、ただ走ってるということそのものが嬉しくてたまらないような気がする。
 なので、ビルの隙間を走ったり、路地裏を走ったり、いえいえ、見慣れた風景の近所を走っていても嬉しい。

 暮らしのなかの自転車生活ということだろうと思う。
 こういうものは、美味しい食べ物が大好きだ、本を読むのが好きだ、絵を見ることや野球に興じるのが好きだ・・・という類と同じで、特別なことでもない。

 自転車に乗って走ってると何か素晴らしいことがあるのか?と言えば特にない。
 その特に何もないからこそ、趣味です!というのもおこがましいのだけど、自転車に乗ってブラブラと風景を眺めるのが、性にあってるのだと思っている。
 まあ、楽しいことと言うのは、ことさら力を込めて何かをするということでもないのだろうと思う。

 そんなわけで、朝から家事労働に精を出し、この家事ってやつも面倒だ、嫌だと思ううちは、本当に嫌でたまらないものだが、空気を吸うように、飯を喰うように、寝るように、普通の日課になれば、ことさら何も思わなく「さぁ~洗濯機をまわそ~」というだけだ。

 そうそう、朝から家事に精を出し一通り終えた後、名城公園にでも出かけようとなった。
 桜も散り始めた。
 名古屋城の石垣にへばりつくように咲く桜から、ひらひらと花びらが舞っていた。
 満開のときは見られなかっただろう、若い葉が、花の間から顔をだしている。

 ゆっくりと、のんびりと、時間をかけて桜の花のひとつひとつを観察して・・・桜の季節も終りはじめたのだと。
 そう実感する。
 桜、お城、石垣、堀と漠然と見てしまうとそれだけでしかないが、時にはゆったりとした気持ちに浸るのもいい。
 そのゆったりとした暮らしが、遠い昔の風景と結びついたり、生きる実感となるのだろうと思う。

 現代人は忙しすぎる、いや忙しく働くのが当たり前になって、いやいや忙しく働かされて、生きてる実感は目先のあれこれにばかり目を奪われてきているのだろうか。
 
 

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コメント

ごく「当たり前」に生きれたらいいなぁ・・・何が「当たり前」か?それはみんな違う。みんなゴールは違うのだ。それがきっと「当たり前}!!

投稿: マミケン | 2013.04.05 17:11

「みんな違ってみんないい」と謡ったのは金子みすずですが、自分と違うものを認めることの難しさもときどき思います。
自分は自分、人は人と割り切ってる人は、そういうことには悩まないだろうなぁと思います。
人より偉くなりたい、金持ちになりたい、優れていたい・・・
こういう気持ちには、人と違う自分が好きでたまらないのじゃないかと。
人の能力や足跡など、たかが知れたもので五十歩百歩だと思うのです。
この世はなんとまあ「人との違い」ばかり問題にするのでしょう?と思うとき、「みんな違ってみんないい」という言葉が、僕はすばらしく思えます。

投稿: ちょっと一休み | 2013.04.08 02:27

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