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2013.03.26

春の海

3月26日(火)俳句の風景 ④

 春の海は長い荒々しい冬を終え、どことなく穏やかに輝いているのだろうか。
 そんな海の風景を想像してみるが、まだ見たことがない。
 それどころか海辺には程遠い都会に暮らしていると海とは無縁な生活である。

 少し悩み事でもあれば、うつむきながら歩いたり、仕事だってオフィスの蛍光灯の下である。
 およそ生活のほとんどを地面を見ながら過ごしているようなもの、遠く水平線の見える海辺の風景はまぼろしとすら言える。

 自転車をギコギコ漕いで散歩する。
 街の喧騒のなかで見えるのは自動車と人と高層ビル群ばかりだ。
 数年前、渥美半島の海岸線を自転車で走った。
 恋路が浜から続く群青色の海と晴れて広がった空がとても素晴らしかった。
 海辺の自転車であるが、季節はとっくに春を過ぎていた。

 そんなことを想いながら「春の海」はどんな風景なんだろうと名古屋駅まで走っていた。
 日頃はそれほど空を見上げることも少ないのだけれど、穏やかな日差しの春の一日。
 ふと見上げれば総ガラス張りの高層ビルがキラキラと輝いていた。
 天(そら)に海を見るなんておかしいなぁ~。

 天見上げビルのガラスに春の海 (by一休み)
 

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コメント

「ビルを見上げて春の海が見えるのだろうか?」と思いましたが、ビルのキラキラに海を思ったということなのですね。俳句1つで、果てしなくエッセイが書けるのが面白いですねぇ・・・

投稿: マミケン | 2013.03.26 08:59

「春の海かぁ~」と思ってぼんやり眺めていて瞬間的に見えたのが高層ビルガラスに映る海でした。
 おおむね、僕のつくる5・7・5はそういう直観的な思い込みなんですね。
 まあ、それが伝わるかどうか?・・・あんまり意識していないのです。

投稿: ちょっと一休み | 2013.03.26 21:26

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