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2013.03.23

菜の花

3月23日(土) 俳句の風景 ①

 今もって俳句というものはよくわからない。
 ここ数年、ときどき思い出したように5・7・5と書いてるが、正直なところ5年も前には「難しい世界だなぁ~」と思っていた。
 5・7・5と季語で作る言葉遊びのようだし、5・7・5で作るこころ遊びとも思われる。
 何事もポツポツとでもやり続けると、それらしいものが出来てくるものだと思うこの頃。

 都会では菜の花畑はもう見られない。
 子どもの頃には近所の畑に菜の花がいっぱい咲いてるところもまだあった。
 菜の花から採取する油のことを「菜種油」と母親は言っていた。
 食用の油が切れると「菜種油を買いにお使いに行ってきて」と言われたものだった。
 今は自転車散歩する庄内緑地公園の菜の花畑が春には黄色い花いっぱいになる。
 背丈より少し短い菜の花畑にはいろんな人たちが訪れる。
 その菜の花の向こうで若い恋人達が、花に見え隠れしながらデートを楽しんでいる。
 二人の距離が微妙なくらいの姿を見つけると、ほのぼのとした風景だと思えてくる。

 まだ、「写メ」もデジカメもない時代のこと。
 写真は貴重なものだった。
 お付き合いすれば彼女の写真の1枚や2枚は欲しくなる・・・そういう時代。
 「写真をくれないか」というと、おもむろにアルバムを取り出して「好きなのをいいわ」と。
 そのうちの一枚に菜の花畑にちょこんと座って微笑んでいる写真があった。
 ただただ黄色い菜の花に埋もれた天使のような笑顔の一枚を僕はもらった。
 恋する春の季節はもう遠く淡い色になってしまったが・・・ははは。

 菜の花の花に隠れし淡い恋 (by一休み)

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コメント

おおお、あの句にはそんな風景が隠れていたのか!俳句のエピソードっておもしろいですね。

投稿: マミケン | 2013.03.25 13:19

ははは、昔の遠い記憶を引っ張り出して、ああそんな時代もあったなぁ~と5・7・5にしてみる。
淡い心の風景だと思っています。

投稿: ちょっと一休み | 2013.03.26 00:25

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