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2013.02.19

旅の宿

2月19日(火) 上弦・下弦、月がきれいな夜

 空気がピンと張りつめて肌を刺すような夜だ。
 愛犬ポン太の夜の散歩は僕の仕事とほぼ決まっているのは、「退職して余裕がある」という暗黙の了解によるところのようだ。
 といっても、週に1~2日程度は障がい者の施設に行くので、僕は少しだけの勤労者だと思っている。
 それでも、無給の勤労者なので、どうみても分が悪い。

 寒さが身に沁みると思いながら歩くが、愛犬のほうは毛皮一枚でもそれほど気にならないらしい。
 少し寒い冬場のほうが、夏のうだるような暑さより、犬にとっては過ごしやすいのだろう。
 今日は上弦の月夜である。

 例年の7倍も飛散しているというスギ花粉も中国のPM2.5も信じられないような夜空である。
 もっともこのスギ花粉、「学校の校庭のスギの木を切り倒したいくらいだわ」と、鼻水をズルズルさせて言う妻だから、愛犬の散歩が僕の仕事になってる原因でもある。

 上弦の月というと、思い出すのが吉田拓郎の「♪浴衣の君は ススキのかんざし~」で始まる「旅の宿」という歌だ。
 婚活もニートといった言葉さえない70年代の曲であるが、その3番に「上弦の月」がでてくる。
 ちなみにこんな歌詞。

 ♪部屋の灯りを すっかり消して
  風呂あがりの髪 いい香り
  上弦の月だったっけ
  ひさしぶりだね 月見るなんて

 この雰囲気と情景を想像すると、なんともロマンチックな旅先の一夜であるが、生きることに精いっぱいの今の若者が気の毒にすら思えてくる。

 ところで、こんな記事を何年か前のブログにも同じように書いている。
 「月の弦が上向きになった今夜は上弦の月」といった内容だったが、その後どうも間違いだったのを知った。
 新月から満月に向かう月齢7~8日頃の月を「上弦の月」といい、満月から新月への月齢23~24日頃を「下弦の月」というのだった。

 弦の上下のことではないらしいというのだ。
 一度書いた頃に戻って書き直すのも面倒で、今でもそのまま「旅の宿」と「上弦の月」が、そのまま残っているはずである。

 とはいえ、今回調べてみると旧暦では上弦の月を「かみの弓張月」ともいい、下弦の月を「しもの弓張月」というそうだから、弦が上か下かというのも、あながち間違いでもなかろう・・・ははは。
 そういう強弁はいたしません、間違いを知ったら反省すればいいのですから、ははは。

 余談だけれど、国会中継をテレビで見る機会が多いが、議員には「反省」という言葉はほとんどない、負けるとでも思っているのだろうか。

 さて、上弦の月の話だが、見分け方として北半球の日本では上弦の月は、月の右側が明るく、反対に下弦では左側が明るいそうで、この明るさも上弦の月のほうが下弦よりも明るく輝いて見えるそうだ。
 「旅の宿」で「上弦の月だったっけ」と歌うのは、それほど月夜がきれいだったということでもある。

 たったお月さん一つで勉強になる。これも愛犬ポン太の夜の散歩のおかげだと、ブログを書いてるおかげだと、この頃人情話にもろくなって、なんでもかんでも感謝することばかりだと思う日々なのだ。  ちゃんちゃん。

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コメント

ネットで調べましたが「上弦の月」「下弦の月」難しいですねぇ・・・月の出と月の入りでは反転するのも知りませんでした。

普通は上が輝いていたら「上弦」下が輝いていたら「下弦」と言いそうですが、カレンダー月の「上旬」と「下旬」と同じで、満月に向かっている時は「上弦」新月に向かっている時は「下弦」なんですねぇ・・・つまりは、その月の形の前の形が分からない人は「上弦」とも「下弦」とも言えないようですねぇ・・・・ははは

投稿: マミケン | 2013.02.20 10:28

月を半分に切って右に半月があると「上弦の月」左側にあると下弦の月・・・とこう覚えると分かりやすい(笑)
なんだか学校の勉強みたいだけど、そうやって自分で覚える意志があるときに、知識となりますね。
まあ、たしか月光仮面もセーラームーンも右側に月光があったような、「上弦の月」に向かう頃というか満月に向かう頃が一番美しいからなのでしょうね。
つまらないようなことも、いろいろ考えながら夜空の月を眺めるとまた楽しい・・・今夜も右側に半月の月が出ていたのを、復習して、検証しましたよ、ははは。

投稿: ちょっと一休み | 2013.02.21 00:40

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