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2013.01.16

パソコンはほどほどのバランスがよい

1月16日(木) 図書館に行く日

 世の中デジタルブックが流行りだして携帯端末やタブレットで小説を読んだりするというが。
 新聞の記事で図書館の貸し出し冊数が増えているという。

 アナログ文字が消えてしまうかというと、その逆の流れであって、その一つの要因にパソコンの検索で蔵書や貸し出し状況、予約なども出来るのが上げられるという。
 もう一つの理由は、世の中が暮らしにくくなって身近な楽しみとして図書館へ、お年寄りの世代が増えてデジタルの訳の分からないものよりも、手に取れば読める図書館本の利用が増えたことだろうか。
 
 僕なども時々図書館の検索などを利用して探したりしてるが、液晶の端末で文章を読む気にはならない。
 ページを追いながら、行きつつ戻りつつ、栞を挟んで手軽な文庫本ならばお出かけにも最適だ。

 液晶の画面が酷く読みづらく、とうてい長時間のニラメッコには耐えられないのもあるし、デジタル化されてるのは出版部数のごく一部、漫画ならば読みやすいかも知れないが、活字となると紙の本が一番だと思う。

 ところで、それでもパソコンには重宝している。
 ブログを読み書く、メールも見る、ニュースやスポーツも見たり、調べ物にも役にたっているから、便利といえば便利な代物だと思う。
 ただ、それ以上のものでもなければそれ以下のものでもない。

 娘のスマホがブーブー鳴っていた、LINEというものらしい。
 盗み見したわけじゃないが、一行二行のコメントが何人かから入ってきて、ブーブー鳴ってるわけだ。
 あっという間にお友達とのネットコミュニケーションが成立する、飲み会などのちょっとした連絡は便利かも知れないが、それだけのことだろう。

 しかし、そういうものが一日の生活のなかに大きく占有して膨大になると、もう毎日のネット社会がリアルコミュニケーションに置き換えられるようにも思う。
 リアルな社会でも「義理」や「おつきあい」が増えれば同じことだが、現実社会のコミュニケーションってのは、少なからず気も使ったり顔色をうかがったりと、そういう具体性がともなう。
 ニコッと絵文字が入ってても、ほんとうに笑顔かどうかはわからない。

 人間性が裏表なく読み取れるのがリアルな社会というわけで、ネットの世界は誤魔化しても、それが独り歩きする要素を多く含んでいる。
 だからといって、すべてを必要ないとも言わないし、先の図書館の検索や僕のような忘れっぽい人間にとっては、自分の借りた本の返却日も確認できて重宝もしている。

 今はブログを書いているが、ツイッターやFacebookというコミュニケーションにはほとんど興味はない。
 きっと、あれこれ発信する意欲はないし、手続きを調べて繋ぐ意味もないからだろう。
 ネットの世界は一方通行である・・・・というのが前提であると思う。
 そうじゃない顔も見たことのない方とのコミュニケーションも成立するが、やはり例外だろうし、例外だからこそ大切にするものでもある。
 
 会議の席で「労働基準法」の話になって、手元に資料もないなか、80歳近いかたがおもむろに鞄から取り出したのがIPADだった。
 みなが「たしかそういう条文だったと思うが・・・」と曖昧なやりとりをするなか・・・情報端末の威力を発揮した。

 素晴らしいのは情報端末の進化ではなくて、その80歳ちかくになっても情報を使いこなそうとする姿勢である。
 今の60歳を超える世代にとって、パソコンとは無縁な青春を送ってきた人も少なくない。
 いや、パソコンがわからない、EXCEL?WORD?メール?だって自力で覚えるしかなかった世代である。

 パソコンが使えない負い目で職場で肩身の狭い思いをしたのがこの世代、その真逆は「パソコンマニア」として重宝がられていたが・・・
 そういう人生を狂わされる思いに悩まされた世代にあって、なお情報端末を使う努力・・・その世代にとっては努力になるわけだ・・・をする姿は驚異的でもあると感心した。

 マシンは使ってなんぼの世界であって、自分の暮らしに生かしてなんぼのものである。
 というわけで、図書館本の返却日を確認したら17日だったから、天気も良い本日は図書館通いの自転車散歩というわけだった。

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コメント

今の若者は音楽も配信で買う。昔はLPの中の思わぬ曲が良かったりしたが、それと同じで、本屋に並ぶ他の本の方が面白かったりするんだけど「目的地に1直線」はデジタル的で便利だけど、何か「人間的」ではない。仕事の「効率第1」でしかない。

人生で大事なのは「散歩」や「迷い道」なのだ。それが人生を広げてくれる。資本家にとってありがたいのは「仕事1直線労働者」なんだろうけど、何か違うなぁ・・・ははは。

投稿: マミケン | 2013.01.17 11:23

図書館の書棚を見るともうわけがわからくなるくらい、多くの本がありますね。
僕は人類が生み出す知的生産の凄さを感じます、と同時に追いまくられて出版する本も少なくないだろうと・・・
効率と生産性という合理主義はいろんなものを生み出すけど、結局は「人がどう役に立てるか」という課題に突き進みます。
人は無駄で余分で非効率で間違いもするから人間らしい。
それを許さない社会って、歯車に翻弄されるチャップリンの姿と100年たっても変わっていないですね。
商品もクルクルと慌ただしく新商品が出て、もう少し落ち着かないと、人の暮らし自体が壊れて行くように思います。

投稿: ちょっと一休み | 2013.01.17 23:57

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