« ものぐさ読書 | トップページ | 美女と野獣 »

2012.10.07

味覚の秋

10月7日(日) チョコレートの秋でもあります

Img_0013
    【美味い!と思わせる商品写真を撮ろうとしたが・・・はははダメだこりゃぁ】

 味覚の秋。
 サンマがうまい、梨がうまい、ぶどうだって。
 この季節、旅先の道売りの果物を見つければどれもこれもうまそうに思う。
 スーパーに売ってる果物だって、どれもこれもうまい。
 秋の果物は食卓の王様、お姫様、王子様であると僕は思う。
 ・・・などと、こう書いてもどうもつまらない。

 日常生活というものは平凡でつまらない話が多いのが普通だ。
 たとえば色艶がある話とか、思い込みの激しい話とか・・・これはおもしろい。

 「今日、トラックの冷凍庫から何を勘違いしたのかサンマが飛び出したんだ、もうけものだねぇ」とか「もらった梨箱の底に一万円札が敷きつめられてた、奇特な人もいるものだねぇ」なんて話ならば、これは日記に書いておこうとなるが、まぁ、こんな話は有り得ない。

 どうも味覚の秋は言葉にするよりも味わってナンボのもののようだ。
 だから、平凡な秋の味覚を言うよりも、つまらない与太話でも書いてみようと思う。

 秋になって、「秋」を実感する食べ物の一つにチョコレートがある。(ほんまでっか)
 某菓子メーカーの「Bacchus(バッカス)」という昔からあるチョコレート。
 だが、これがなぜ「秋」なのかといえば季節限定の商品で、少し涼しくなる今頃から春先までしか販売しないのだ。
 スーパーにこの商品が並べられると「秋が来たなぁ」と僕は実感する。
 余談だが冬が来たなぁと思うのが「しるこぜんざい缶」が販売機に登場する頃。

 つまりブランデー入りのチョコレートで、昔はチェリーと洋酒入りの商品もあったが今は見かけない。
 中学生の頃だったか、この洋酒入りというのに、ほのかな大人の気分を感じたりしたものだ。
 なんでも背伸びしたがる歳頃、思春期のチョコレートの味はいつまでたっても追い求めてしまう。
 秋の味覚をチョコレートに求めるのも変な話なのかも知れない。

 以前「日常生活ブログを読むとなんだか家庭の中を覗き見する気持ちになる・・・」と友人が言っていた。
 ただただ窓越しから、見る必要もない家庭の姿を見てしまう心苦しさなのだろう。
 たしかにある意味そのとおりだと僕も思う。

 起きて食べて家人がどうこうしたと、ただ書くだけならばに日記をつければいい。
 日常のあれこれの出来事に付加価値がなければダメということだろう。
 その付加価値が物事の感じ方や知らない情報であれば「覗き見」とはならない。
 そこが、このあたりの分水嶺なのだろうか。

 しかし、人のあれこれの暮らしの話には、その人の思考をしっかり反映するもので。
 なにかキラッと輝くような話やこころの襞(ひだ)を感じる話には元気になれる。
 けれど、なにもない通り一遍の出来事だけでは覗き見みする心苦しさとなる。
 日常生活を書くというのは、いやはや難しいものだと思う。

 「覗き見するような」と思わせないだけの暮らしのあり方感じ方を書きたいものだと思う秋なのだぁ~。
 

|

« ものぐさ読書 | トップページ | 美女と野獣 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

10/7~8は那智勝浦の友人宅泊まり込みで、彼の画塾の生徒さんたちの展覧会。最初の頃から画塾アトリエは見ていたから、けっこう生徒さんの絵も知っているのだ。

帰り名古屋駅新幹線ホームでチョコレート買おうとしたらなかった。ホームの雑音で聞きとりにくかったが、新幹線の中は溶けやすいので今は売っていないとかい言っていた。安いから利益率も少ないのだろう、きっと。

投稿: マミケン | 2012.10.09 15:19

名古屋駅といえばチョコレートより立ち食いきしめんです(笑)
間宮さんの旅は昔の俳人や偉人らの旅姿を思いだしますね。
昔の旅人は知人や友人、そのまた友人と会うためにしたのが旅の目的だったようですね。
旅先でお礼に句をひとつ・・・旅の路銀はいかほど御入用でしょうか・・・なるほど、旅費は現地調達で必要としなかったわけだ。
僕のする旅なんて人生のダイナミズムからすれば、小っちゃいなぁ~反省多かりし日々でございます。

投稿: ちょっと一休み | 2012.10.09 23:01

一休みさんにとって「ブランデーチョコレート」は私の「ミントチョコレート」と同じで、季節を感じさせるチョコレートなんですね(^'^)

投稿: feliza | 2012.10.12 19:59

ははは、何をかくそうこのブログを書いていてfelizaさんの「ミントチョコ」をふと思いおこしましたよ。
季節や時代を感じさせてくれる「もの」はお金の価値と同じじゃないですねぇ~、「もの」はつまるところ、それを思う人の暮らしそのものだと思うのです。
チョコレートの哲学ですね、人間ぽいなぁ~(笑)

投稿: ちょっと一休み | 2012.10.12 22:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ものぐさ読書 | トップページ | 美女と野獣 »