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2012.09.24

ちゃぶ台

9月24日(月) 変な部屋模様です

Img_0001

 ちゃぶ台のある風景は昭和の暮らしですね。
 日本の狭い住まい、四畳半の茶の間に置かれたちゃぶ台で家族が夕飯を食べたのは、遠い昔話になりました。

 そういう私の子どもの頃は、四畳半どころか三畳間で丸いちゃぶ台を囲んでささやかな夕食を食べたものですが、いったいそんな小さなちゃぶ台に、よくもまあ6人家族のご飯が載ったものだと不思議なほどです。

 もっとも、オカズが何種類もあったわけじゃないから、それで事足りたのでしょう。
 丸いちゃぶ台は四角い畳の間に、大勢の家族が囲むには、それなりに機能的だったわけです。

 鍋やおひつは母親のすぐ脇に置かれ、必要最小のハシや茶碗がならべられ、食べ終わればさっさとちゃぶ台を片付ければ、団欒の部屋になるわけです。

 そんなちゃぶ台も、いつしかテーブルに取って代わられ、足を投げ出して「行儀が悪い」と言われることもなくなり、家族がちゃぶ台を囲むという暮らしそのものが欧米ナイズされていきました。

 今の若者たちは足が長い。長いだけじゃなくて、すらりと伸びて、これがあのちゃぶ台で正座していた頃の日本人の末裔かとは思われない体型になってきています。

 やっぱり栄養事情が進化して、椅子に座る暮らしが、飛躍的に骨格変化を生み出したのでしょう。
 ・・・と、今のこの時代に育ったならば、「私だって美脚の持ち主よ」と、ちょっぴり羨ましげに思う世の母親も少なくないでしょうね。

 まあ、そんな嘆きは可愛いもんだとして、広い(我が家ではこれでも広い)リビングにちゃぶ台ひとつ。
 ちょっと小ぶりだから、昔のちゃぶ台とは比較にならないが、どうにも似合わない光景です。
 やっぱり畳じゃないから、フローリングの床では様にならないわけです。

 ソファーもテレビもすっかり取り去って、ちゃぶ台と小さな机を並べて夕食です。
 床の上に座布団を敷き、日頃は見られない目線の低い風景です。
 食器を並べてヨッコラショ!新聞を広げてヨッコラショ!

 この、いちいちの動作が、椅子に慣れきった体にはしんどいものです。
 腰が痛くなりました。
 これを毎日繰り返していた昔の茶の間、昔の世代は足腰が鍛えられたに違いない、と思うと同時に、それが日本人のちょっと膝がでた、この足の骨格を作っていたのだからしかたないだろう。

 しかしまた何故リビングにちゃぶ台なのか?
 10年目を迎えるフローリングの洗浄・ワックスのメンテナンスのために、家具を隣の部屋に仕舞い込んだからです。

 「なにもない部屋」というのも新鮮なもので、このまま家具一つない部屋でゴロリと寝そべっていたい気持ちになります。
 が、それは無理でしょう。

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コメント

ははは、シンプルな部屋だなぁ・・・・男のロマンとして、家族を集め、オヤジがちゃぶ台をひっくり返し、家族が泣いている写真を是非とも撮って欲しいなぁ・・・・かなりの家族の協力が必要でしょうが・・・・・その写真撮影が元で家族不和が起こったとしても、当局は一切関知しないからそのつもりで・・・(考えたら無責任な「実行不可能な指令」だなぁ・・ははは)

投稿: マミケン | 2012.09.25 09:39

一度は試してみたい寺内貫太郎一家の「ちゃぶ台返し」です、ははは。
しかし、状況はちょっと違うわけで、妻が「この穀つぶしめ~」といってちゃぶ台をひっくり返す、扶養の身の僕がオロオロして「堪えてつか~さい」、この方が我が家では順当な構図のような気もします(笑)
そういえば家族にいろんな扮装をさせて写真を撮ってたカメラマンがいたような・・・ユーモアが家族のなかで通用できれば、なんとも幸せなことだと思いますが、これがまた難しいですねぇ~。

投稿: ちょっと一休み | 2012.09.25 21:47

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