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2012.09.11

秋の蚊

9月11日(火) 司馬遼太郎「義経」読み終えた

 夏の風物詩のような蚊も、秋になると少し数も減るような気がします。
 職場にいた頃も、夏の夕方、少し日が落ちはじめた頃、事務机のどこからかやってきて刺されたりしていました。

 俳句でいうと蚊は夏の季語で、 蚊の声のひそかなるとき悔いにけり(中村草田男)なんて句を詠むと、あの憎々しい蚊も、飛ばないともなれば、何かしら思うところが心にうかんでくるようなものでしょうか。

 ところがどっこい、蚊の生態は夏とは限らないようです。
 卵が孵化して蚊になって40日ほどは、人様に叩き殺されないかぎり寿命があるようです。
 年中、水と適温があれば、繰り返し発生するものらしいから、秋の気配が訪れたこの頃でも、しっかり血をすする、冬でも条件さえそろえばやってくるわけです。

 とはいえ、秋の蚊に刺されると、いつもよりひどく痒いような気がします。
 夏を生き抜いた強者の蚊だから、これほど強力だと、生まれてこのかた勘違いしていました。
 どこからやってきたのか、ピシャリと叩こうとすると、ヒラリヒラリと舞うように逃げて行く。
 まるで牛若丸が五条の橋の欄干で、弁慶相手に、舞うがごとき・・・

 と、やっと「義経」司馬遼太郎の本の話にたどりつきました。(笑)
 平家の興亡から鎌倉幕府の成立までの、中世日本、その戦のなかの源義経という若武者のちょっと「いびつ」な精神史だなぁとも思いながら、上下巻を読み終えました。
 コツコツと司馬遼太郎の歴史小説を読みながら、ときには年譜を調べたり、ときには中世日本地図を見比べたりしています。

 まるで歴史のおさらいのようにしながら読んでいます。
 学生時代の勉強も、これくらい楽しんでやってたら、もう少しは別な人生になったかも知れません。(笑)
 いいえ、不勉強を悔やんでいるわけじゃなくて、勉強なんてものは幾つになっても出来るものだと、まあ、そんなふうにも思っています。

 もしも、社会の授業に「竜馬がゆく」や、こんな「義経」を、教科書がわりに出されれば、学問としては破たんするだろうが、歴史に興味をもつ学生も増えたかも知れないですね。
 僕はほんとうに長編小説が苦手でした。
 けれども、苦手だと思い込んでるものも、「案ずるより産むが易し」で、苦にならなくなりました。

 ここまで書いてたら、左腕に蚊が・・・嘘のようなほんとの話、パチン!!逃げられました。
 ひょっとしたら飛蚊症のせいだったかもしれないなぁ~。

 (金沢の旅の話はちょっと一休みでした。)
 

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