« アイロンがけ | トップページ | 誕生月 »

2012.07.07

誕生日

7月7日(日) 梅雨の晴れ間の七夕ですワン 

 思えば歳を重ねたものだ。
 昨日も今日も明日も、たいして変わり映えのしない日常。
 ストレスもなくはないが、喰えなくて路傍をさまよう人生でもない。

 幸せな日々だと思えば、幸せなのかも知れない。
 まだ幼かった頃、早くに両親と別れ離れになった。
 自分の都合ではない、世間の都合によって、たった一人で生きてきたような気もする。

 暮らしの仕方は覚えるのに苦労した、ちょっと大声で泣くと、よく叱られたものだ。
 ただ、いつも叱られてばかりでもなかった。
 この養子先の家には兄姉がいる、幼い頃から一緒だったので実の兄弟のようなもの。

 姉は親にせがんで、自分をこの家の養子にしてくれた優しい人だ。
 兄はときどきしか遊んでくれなかったが、酷いことなど一度もされたことはない。
 養父母は、今の暮らしを何年も支えてくれている恩人だ。

 一日、のんびりと暮らしているが、まだまだ現役のボランティアを頑張っている。
 高齢の親戚筋の家で昼間は働いている。
 何をするというわけじゃない。
 散歩に付き合って、一緒に寝転がって、それでも「癒し」になると喜んでくれる。

 七夕。
 都会の空は煌々と輝く街の灯で、星も見にくくなた。
 いいえ、最近は視力の方が衰えたような気がするので、不意に現れる車には驚いてしまうこともある。
 目は衰えても、若い頃に家出して、一人駐車場で見上げた星空は瞼に焼き付いている。
 ちょっと心細かったが。

 その七夕の夜、天の川を超えて織姫と彦星は逢瀬がかなえられる。
 僕は生まれてこのかた独身で過ごしてきた。
 ままならぬ暮らしだったから、そういう縁がなかった。
 しかし、この歳になっても、ロマンスを夢見る、恋多き僕。

 最近、同じ町内に、ちょっと可憐な同世代の女性がいることを知った。
 通りかかりに出会うと、満面のほほ笑みを返してくれる。

 名前?
 「ハナさん」と皆は呼んでるから「葉菜」か、それとも「華」だろうか。
 その彼女の住む家の前を通るときは、いつも心がドキドキと躍るわけだ。
 恋は歳じゃないと思う僕は、気持ちはいつまでたっても青年そのもの。

 あと何年生きられるのだろうかとふと思うことがある。
 膨大な時間を過ごし、無為徒食と思われたり、扶養家族と思われたり・・・
 何も生み出してこなかった人生だけど。

 それでも、きっと家族には僕の姿はしっかり心に刻まれていると思う。
 「仕事が忙しい」と嘆く姉は、帰宅早々に僕の顔をみて、ちょっとほっとしている。
 心がそぞろなときは、兄が街に連れだってくれることもある。

 普通に暮らし、普通に生きてきて、普通の人生を全うするのが、僕の幸せだと・・・そう思うこの頃なのです。

 誕生日:1997年7月7日 (15歳)
 名前: ポッキー (通称:ポン太)
 性別: 雄
 犬種: 柴犬
 仕事: アニマルセラピー(祖父母宅)
 特技: 無為徒食と癒し
 備考: ただいま「ハナさん」に夢中(笑)
 

|

« アイロンがけ | トップページ | 誕生月 »

ペットの話・愛犬ポン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« アイロンがけ | トップページ | 誕生月 »