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2012.06.16

旅空と晴耕雨読

6月16日(土) 梅雨真っ只中、「こころ旅」を見る

 NHK放送の火野正平「こころ旅」をときどき見ている。
 今は東北の自転車旅だが、昨年の東日本大震災の傷跡もしっかりつたわってくる。

 自転車の旅というのがいい。
 カメラマン、音声、ディレクター、自転車インストラクターと5台の自転車が街道を走る。
 当然にも、坂あり、輪行(列車などに自転車を積み込む旅)あり、おまけに雨にも降られる。
 この好天ばかりじゃないところが、自転車旅の醍醐味ともいえる。

 つまり、何ていうか、テレビ映像的には、曇天だったり、絵にならない車の往来のある街道だったりとか、自然に逆らえないところがいいし、そういう街並みや街道や・・・「普通の日本の風景」が、僕は気に入っている。

 しかし、あのスタッフたちとの5台の自転車が走る風景はいい、5台の撮影車両では様にならないし、火野正平一人では、これまた殺風景である。
 視聴者からの手紙が紹介され、その「想い出の地を訪ねる」、そういう構成もおもしろい、思い出の風景は誰しも持っている。

 この番組の好きなところは、視聴者や投稿者、地元にだって、ほとんど媚びるところがない。
 まさに、自力でペダルを回し走るという自転車旅の本望に近い番組のような気がする。
 ちなみに、ガチガチのレーサーパンツにスポーツ自転車じゃなくて、ちょっとくだけた火野正平の自転車スタイルも、僕は好きだ。

 さて、6月の梅雨真っ只中である。
 今日も朝から雨模様の一日だった。
 「晴耕雨読」という言葉を知ったのはそれほど昔ではないが、こうして雨の降る日には、たしかにジタバタせずに、窓の外の花びらについた水滴などを眺めながら、「梅雨だなぁ~、一句ひねろうか」などと風流に過ごす。

 ははは、一句など出て来やしないが、つまりこの雨雲から絶え間なく落ちてくる雨粒の数を数えるほどの、ゆとりが愉しいと思えれば、それが日本の「梅雨」の良さだろうと・・・最近になって思うのだ。

 車に乗れば雨風を凌ぐことはできるが、自転車ではそうもゆかない。
 そういう暮らしの「不便さ」を腹に決め込めば、晴耕雨読もさもあらんと納得できる。

 「龍馬がゆく」2巻目に突入した。
 遅読と短編が読書の術だった自分が、けっこうコツコツと読み進んでいるのも、この梅雨空の御かげかも知れない。
 「龍馬がゆく」面白いか?ふ~む、まあまあかな。

 さて、空を見上げながら、刻々と移り変わる天気予報を調べながら、明日出かける京都サイクリングを気にしている。
 夫婦だけなら少々の雨でも気にはならないが、明日のサイクリングは友人らと行くので、やはり空模様は心配種だ。

 6月の梅雨時を承知の上の自転車旅、決行も中止もそれはそれで一つの自転車旅の風景でもある。
 ・・・・と思っていたら、明日の京都は曇りのち晴れ。
 ポツポツと降られる京都雨情、しっぽり濡れれば艶香ただようってものだ (笑)
 

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コメント

火野正平の「こころ旅」はBS朝に15分版を見ています。辿り着いた風景はそんなに特筆する物ではなかったりもする場合があるのが面白いなぁ・・・・・風景を特別にするのは、各人各人の思い入れだったりするんですね。15分版だと辿り着いた場所はほとんど写さないで、サイクリング中の表情が中心になっている。

投稿: マミケン | 2012.06.20 14:27

普通の道を普通に自転車で走る風景が好きですね。
僕のいつも行く庄内川の堤防の風景も、何年か後、足腰も弱って自転車すら乗れなくなった日に、ああ、あそこの風景をもう一度走ってみたいと思うだろうな。
自転車からの風景は車では感じられない、ある種のレトロ感があって、ゆとり感があって、まあ、僕のような人間はたまらなく魅力的にみえるものです。

投稿: ちょっと一休み | 2012.06.20 23:43

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