手術
5月8日(火) 通院手術に付き添う
午前中、目の手術を受ける妻に付き添って総合病院に出かけた。
何年か前に、視力が衰え像がぼやける病気になって、一度手術を受けた。
その時にも、白内障のような症状が出てくると宣告されていて、ここ数年悪化してきていた。
病院というのは、どうも性に合わない。(性の問題でもないが)
・・・と、僕は気ままに言ってればすむが、妻の方は目を被う膜が弱っていると、まれに上手く処置出来ないこともあると、ドクターから説明されているので気が気でないはずだ。
待合室には、大勢の患者さんが椅子に腰かけて順番を待っている。
身体のどこかに具合が悪い方がこんなにも大勢いることが不思議に思える。
受付を終え手術の時間もまじかになったので、一旦自宅に戻る。
目の手術は全身麻酔をするわけじゃないから、まさに目の前に手術器具が見えるという。
これは恐ろしい話だと、痛みに弱い僕はゾ~とする。
昔、献血をしたさい、刺さった注射針から大量の血が噴出する妄想にかられたことがある。
その途端、全身から血の気がなくなり貧血状態になったことがある。
あのころは、なぜか「出血」というものに抵抗力がなかった。
だから目の前に眼球をいじくりまわす器具が見えた途端に、僕は貧血を起こすかも知れないと思う。
昼過ぎに無事手術が終わったと連絡が入り迎えに行く。
右目に大きな眼帯をしていて眼鏡が使えないという。
薬の処方までに時間がかかるので、病院の二階の喫茶店で軽食をとる。
「やっぱり痛かった?」
「痛くないはずないでしょ」
そうだろうなぁ~愚問だと思う。
子どもの頃から全身7回ほどの手術歴がある妻は痛みには強いという。
「僕だったら卒倒してしまうかなぁ」
「そうかも知れないね。」
「前の手術のとき、男性の患者が手術台に乗った瞬間、あまりの恐怖で失神して中止になったって」
「で、どうしたって」
「次の時は目の手術なんだけど、全身麻酔してから受けたんだって」
こんな話をしながらサンドイッチを食べている妻は、実に身体にメスを入れる恐怖心なんて、超越しているように見えてくる。
けれども、ほんとうは不安や恐怖心や複雑な心境で手術に臨んだことを僕は知っている。
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