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2012.05.10

「ガラスのうさぎ」

 5月10日(木) 朗読と高木敏子さんのインタビュー

 図書館で借りたDVDの2本を見ることにした。

 家城巳代治監督「みんなわが子」と「ガラスのうさぎ」で、どちらも太平洋戦争末期の日本の姿を綴るもの。
 ただ、残念なのは映画「みんなわが子」は三分の一ほどでDVDが止まってしまう。
 貸出DVDに傷があるようで、借りる人の取り扱いの悪さが残念でしかたない。

 「ガラスのうさぎ -言葉の力で平和を築く-」
 こちらは作者である高木敏子さんのインタビューと朗読が収録されている。

 作者の戦争体験をもとにした「ガラスのうさぎ」は本として出版され、映画化、アニメ化されているから、平和を望む多くの方には、よく知られた話だろう。

 以前、NHKの東京大空襲の番組をテレビで見て、その悲惨な光景は目に焼き付いていた。
 しかし僕は「ガラスのうさぎ」という本はまだ読んだことがなかった。
 図書館で借りたDVDが、これを知るよい機会になったというわけだ。

 太平洋戦争末期の日本。1945年3月10日の東京は米軍の猛爆撃のより10万人以上の死者をだした。
 この空襲で、高木敏子さんの母と妹は亡くなり、その後に疎開する途中で父親も米軍戦闘機の機銃掃射で亡くなっている。

 「ガラスのうさぎ」のタイトルは、東京大空襲で焼けた父親が経営していたガラス工場から見つけた、溶けかかったうさぎのことだ。

 戦争の「語りべ」はヒロシマでもナガサキでも67年という歳月を経ると、だんだんと少なくなっているという。
 そういう意味では、こうした作品の朗読と作者のメッセージがDVD化され、僕らが知りえることの意義も大きい。

 インタビューで高木敏子さんは言います。
 『 戦争を起そうとするのは、人の心です。戦争を起させないようにするのも、人の心です』

 戦争体験を語る方々のメッセージは、いつも「今を生きるあなた方一人一人の問題なんですよ」と問いかけていると思っている。
 語り続けることや考え続けることの大切さなんだろう。

 また一つ、図書館で見つけた、日本の歴史の真実だったと思っている。
 

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