夏も近づく八十八夜
5月1日(火) 「雑節」という
文部省唱歌の「♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る」、子どもの頃に歌ったものだが、今の小学校でも歌われているのだろうか?
「八十八夜」は立春から数えて八八日目で、今年は今日がその日にあたる。
今日、5月1日は労働者の祭典メーデーでもあるが、どちらも少しセピア色がかかっている。
今日は日中には手元の温度計が28度を示していた。
もう、初夏の陽気で少し戸外を歩くと、汗がじんわりと出てくる。
僕は寒いよりも暑い方が好みである。
体型的にも見るからに夏好みだと思うのだが、こういう話は女性の前では、いや妻の前では良い顔をされない。
それにしても5月の初日から、この暑さだと夏本番の頃には、ぐんぐんと気温もあがるのだろう。
毎年のことだが、夏本番の前に思いきり炎天下を自転車で走るようにしている。
そうして身体に「夏の暑さ」を沁みこませると、エアコンなどなくてもひと夏過ごせてしまう。
暑い暑いと言って、部屋の中に閉じこもっていると、やっぱり自然の体温調整機能も鈍るってものだと思う。
5月にして夏の話題とは、いくら季節の先取りだといっても、おかしなものだ。
さて「夏」っていう語源はどこから来たのか?
僕の虎の巻「歳時記カレンダー」にはこう記されている。
「なつ」は「暑(あつ)」、「なりたつ」、「熱(ねつ)」からの転訛といわれる。
「夏」の初形は舞楽用の冠と面をかぶって舞う人を描いた象形文字。
夏(か)と呼ぶ舞楽をこの時期に行うところから、四季の呼び名になった。
夏の色は赤である。
いささか暑苦しい解説になってしまった。
ついでに言えば暦日の二十四節気とか七十二候などと違い、「夏」は季節のうつろいを正確に掴むための補助的な意味合いとして設けられた「雑節」というそうだ。
季節もちょっと調べてみると、なるほど日本的な情緒があるものだとわかる。
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