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2012.05.15

手紙ふう

5月15日(火) 前略

 天気予報通り今日は雨の一日でした。
 天を見上げれば、大きな雨粒があとからあとから落ちてきて、白いTシャツが水玉模様になってしまいました。
 雨の日は、ほんとうに嫌な日です。

 いえ、そうばかりでもありません。
 地に目を移せば、耕運機が入ったばかりの田んぼが水溜まりになって、田植えの季節が近いことを知ります。
 ああ、先日植えたばかりのアサガオの蔓が、ほんのわずかに伸びていました。
 窓の外の新緑だって、なんだか活き々々して見えるます。
 雨降りは嫌だと思うのは人の奢りというものでしょうか。

 お昼過ぎから、久しぶりに数人でのミーティングがありました。
 やはり、本音といいますか、心を開いて話せる仲間というものは、この雨とおなじように心を潤すものです。

 「人には、そういう潤う人たちが必要ね、そういう場所が見つかると、こんな人たちと出会えてよかったと思うものですね」というHさんの話に頷いてしまいます。

 もう、私よりも5つほど年上のはずですが、この気持ちの清々しさに出会うと、自分自身もなんだか10も20も若返ったような気になります。

 そういえば85歳になられた、お仲間が原発の怖さを小さな文章にまとめられたそうです。
 「とてもわかりやすくて、郵便で皆さんに読んでもらいたいぐらいなのよ」ともお話されていました。
 幾つになっても、自分の思いを文字にして、人に伝えようとするきもち・・・そういう気持ちの持続は素晴らしいものです。

 でも、良い話ばかりでもありません。
 心ない方の障がい者への行きすぎた行為という話も入ってきました。
 あしたは予定を変更して、出勤して対処しなければならなくなりました。

 児童虐待防止法に続いて障がい者虐待防止法ができてまだ一年ほどしか経っていません。
 「しつけ」という名もくで続いてきた、これらのことにも、やっとメスが入ったとの思いです。
 法律を中身のあるものにしてゆくのも、やっぱり人の作業によるものですね。

 今日は暦の七十二候では「竹笋生(ちっかんしょうず)」というようですよ。
 タケノコが生えはじめる頃という意味だそうです。
 吸い物にも煮物にも、とてもおいしい季節ですね。
 お義母さんから頂くタケノコは大好きですが、妻はそれほどでもないようです。

 嗜好の違いなんですね。
 考えてみれば食べ物の好みは、どうも昔からウマがあいません。
 そりゃあそうですよね。人なんて文化も違えば、育った環境も違うし、今の今だって心の在り様はきっと違うでしょう。
 こんな違いは死ぬまで続くのでしょうが、たかだか食べ物のことです。
 違いがあったほうが楽しい人生を送れるというものですね。

 とりとめのない手紙になってしまいました。
 文章を書くという機会が少なくなりましたね。
 メールといっても箇条書きで味も素っ気もないものが増えてきたようにも思います。
 文末に添える「乱筆乱文」という言葉が懐かしい時代だと思えてなりません。
 こういう、整理されない文章も、たまには良いと思いませんか。

 では、くれぐれも、お体をご自愛くださいませ。

                                      草々
 
 

 

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