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2012.04.01

浅蜊汁

4月1日(日) 春の旬

 昨日、浅蜊(あさり)汁が食卓に出た。
 もっとも日本的でもっとも庶民的な二枚貝の浅蜊である。
 春の旬といえる浅蜊だ。

 今朝、まだ鍋に少し残っていた浅蜊に目をやると、しっかり閉じた一つがあった。
 ははぁ~、死んでたやつが混ざりこんでいたか、ときどきあることだ。
 こういう異端児のような浅蜊に限って、縞模様もきれいに整っている。
 貝殻の縞は成長の証というわけだが、どこでどう浅蜊人生を間違ってしまったのだろう。
 ほかの口を開けた浅蜊の身は肉厚で美味そうである。

 となると、しっかり閉じたこの浅蜊の殻を無理矢理こじ開けて見たくなるのが心情ってものだ。
 フォークの端を殻の間に突っ込み力を入れてみたが・・・開きもしない。
 そうとうに頑固な生き方をしてきた浅蜊なのだろう。

 しばらく悪戦苦闘してみたがだめである。なんだかバカバカしくなって、「どうせ喰えやしない代物だ」と鍋に戻したら。
 動いた・・・生きている。
 かすかに足のようなものを出して底のほうに動いたのだ。
 いやはや、どうも生き物には想像を絶する生命力の神秘があるようだ。

 砂と泥の浅海に生息する貝類は太古の昔から貴重な人間の食料だった。
 味噌仕立てと潮仕立ての調理法があるというが、五目飯や寿司の膳によく合う。
 さて、ぐつぐつと熱せられた浅蜊が、二枚の貝殻をしっかり閉じて生き抜くことができるのか?
 ありえない話だろう。だってエイプリルフールだから(笑)

 実にくだらない遊びだけれど、この4月1日は就職や異動でちょっと緊張する季節。
 バカバカしい話も庶民的だと思うので、笑福来門なのですねぇ。
 毎年、4月1日は馬鹿話を書いている(笑)
 

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コメント

真面目に読んでましたよ。根が堅物ですから実に真面目に・・・さよか!って笑いました。

投稿: 杉山 | 2012.04.02 20:48

ははは、この手の話はできるだけ突拍子もないのがいいですね。それでいて笑えるのが一番だと・・・
人を騙すわけですから、クスッと笑って罪がないのが最高です。おそまつさまでした。

投稿: ちょっと一休み | 2012.04.02 22:23

エイプリルフール海外のマスコミなどではけっこう頻繁にやっているそうですが、日本のテレビニュース番組で筑紫哲也がこれをやったら、世間からクレームがすごかったそうな。日本民族はある意味「まじめな民族」なんだなぁ・・・とつくづく思う。これのメリットとデメリットがありますねぇ・・・

少し力を抜いた方がいいと思うシーンも多いですが・・・

投稿: マミケン | 2012.04.04 15:15

ははは、騙す方も騙される方もぎこちないのが日本人でしょうか?
ユーモアのが下手だから、エイプリルフールも騙すことばから考えて、笑いがなくなって・・・笑えない嘘をついても、ちっとも面白くないですからね。
山田洋次監督が選ぶ日本の名作100本~喜劇編の最初は「幕末太陽伝」でした。フランキー堺の軽妙でリズミカルな演技はよかったです。

投稿: ちょっと一休み | 2012.04.05 22:06

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