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2008.10.11

職場の心象風景日記Ⅱ

10月11日 あいさつ

 「ありがとうございます~♪」
 人と人が世代を超えて同じ時間を共有しているのが職場です。
 家庭にいる時間とおなじくらい過ごす職場が心を通わせられるところだったらとても幸福です。
 「おはようございます」と大きな声で返してくれる友人とか、「はい、この書類ね」と手渡せば、「ありがとうございます」って必ず一声添えてくれたりと・・・

 「職場を活性化する取り組み」というものがあります。
 まず、「あいさつ」からと言われて、そういうことが組織の指示として提唱されているのですが、そんな外から持ち込まれた「あいさつ」なんて、本音がみえてしまうものです。
 同じ職場で同じような悩みや喜びをともにできる日常の仕事環境があってこそ、自然にあいさつができるということです。

 そういう意味で、自分の仕事も人の仕事も同じ職場人生の一環だと思って考えれれるといい。
 4月に仕事環境が変わり、この職場ではいつも「ありがとうございます~♪」という声が聞こえます。
 新しく入社した新人の人たちが率先してあいさつするから、ちょっとくたびれたおじさんにも「ありがとうございます♪」となります。

 何もたいしたこともないのに、一つ一つに「ありがとうございます♪」と、これは長い職場人生で、不思議と初めて経験するものでした。
 教師は生徒に学べ!年寄りは若者に学べ!ということでしょう。

 そんな雰囲気を維持しているのは、もうすぐ退職される方、その人の優れたコミュニケーション方法が、自然と職場のありかたを決めているからでしょうか。

 歳を重ねるというのは、時として苦しく辛いことがあっても、愚痴や嫌味を言わない、いや、そういうものがマイナスの要因しかならないことや、人に優しくすることが、しいては自分の人生に跳ね返ってくることを心のそこから理解するということでしょう。
 
 ジョーク人間の自分は、ほんとうに毎日というほど辛口ジョークもいいます。
 ちょっと書類を数えてる手が遅いと・・・・
 「いやぁ、歳をとったから水分が不足して書類もめくれない、としよりはピチピチの若さには勝てんってことだわさ」(笑)

 新入の人が仕事場に侵入した蚊に喰われたら
 「さすが若い人の血は美味いってこと、もう○○さんたちなんか、ご馳走のあとの粗食みたいなもんだから」(笑)
 
 いろいろと辛口話をしても、この職場ではそういう会話の中身を受けとめて、ジョークの中に潜む人生経験というやつが、人と人を繋ぐ「ユーモア」として理解してくれるのが嬉しい。
 (もちろん言ったぶんだけ、きっちり反対に返してくれるのだけど~♪)

 「ヤジ」も一服の清涼剤になるし、「何やってるの」っていう叱責も励ましの言葉になります。
 それは、お互いの心情というか、信頼感というか、そういうものが確認しあえるという前提があってこそかもしれません。

 我が家でも、もっと辛口ジョークを連発しますが、幸かな「こまったオヤジ」程度で済まされているが、いい気になって、さらに辛らつジョークを連発すると・・・・
 「あのね、職場で嫌われんようにね」(笑)

 男は社会に6人の敵がいる(だったっけ?)、そんな本音と着飾った言葉を上手に使い分け、職場を渡り歩いて、地位と権威と富を捜し求めるよりも、ごく普通に、ごく正直に、ごく素直に、人と人との心を通わせることが出来る、そんな職場人生をまっとうしたいものだと思っています。

 「名もなく、貧しく、美しく」映画のタイトルですが。
 まぁ、貧しいかどうかは別としても、世の中の片隅のほんの小さな職場のなかにも、年齢を問わず「すばらしい人」はいるものです。
 そういう人との出会いはとても幸せなことだと思っています。
 職場というのは人と人との出会い、巡り遭いの場所ですね。

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