一所不住の・・・
4月18日 井上井月(いのうえせいげつ)の本
朝から雨降りの一日でした。
雨降りの日は娘といっしょの出勤風景です。
昨日も雨だったから・・・
地下鉄に乗ろうとしていたら、向こうから正真正銘のギャル風の娘さんたちが・・・
「私があんな恰好してたらどうする?」
「いやぁ、人間みかけと中身は違うからなぁ」
ネクタイして高級スーツに身を包んだ利己主義者もまた多いこの渡世、見かけに騙されちゃイカンというものです。
今日は名古屋市昭和区にある会議室で研修の一日でした。
淡々と説明する講師の話を耳にしながら、まぁちょっと真面目に勉強というのも久しぶりでした。
機械の歯車というかマニュアル人生というか、管理社会の中で己を殺すことでやっと組織の一員としての立場が守れる・・・・現代の給与生活者です。
降っていた雨も研修が終わる頃には上がり、上層階にある会議室の窓ガラスの向こうにはゆっくりと雲が流れていました。
風の流れにまかせてゆっくりと移動する雲のなんという自由なことか!
好きなことをして暮らせたら、たとえ貧乏生活であっても耐えられるような気がしましたね。
いやそう思うだけの夢物語かも知れませんがね。

(「佐賀のがばいばあちゃん三日めくりカレンダー」より)
帰り道、名古屋駅にある大きな書店に立ち寄りました。
明日は週末のお休みですから、ぶらり立ち読み散歩というわけです。
それで、井上井月(いのうえせいげつ)の本を見つけて買いました。
「漂泊の俳人 井上井月記」、中井三好著(彩流社刊)っていう本です。
帯に「信州・伊那谷の人びととの心の交流・・・一所不住の俳諧世界と生き様を描く」と書かれています。
伊那谷は自分の出生地でもありますし、種田山頭火が衝撃を受け、芥川龍之介が絶賛した井上井月です。
漂泊・一所不住・・・なんという自由人なんだろう!と思うのですが、行脚(あんぎゃ)して生きる様よりも、はるかにリベラルな思想を持っていたようです。
「井月は学問の道に於いて士農工商の隔てがあってはならない、男女の隔てを論じてはならないというすばらしい近代思想を持っていたのである。このように井月が皆が均しく平等であるという精神で古俳諧の大道を成し遂げようとした・・・・」 (同書より)
井上井月という俳人は自分が思ってた以上の人生なんだろうな!読み始めの読書感想?です(笑)
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