自転車散歩・愛知森林公園~定光寺を走る
3月17日 激しいアップ・ダウンロードを疾走する
どえりゃぁ、なぎゃぁ(名古屋弁「とっても長い」)日記ですから、気がむいたらお読みください、写真だけでも。
昨日の「男はつらいよ」最も多かったアンコール放映は「寅次郎ハイビスカスの花(第25作)」のようでした。
「でした」っていうのも、先週は連日残業で帰宅も遅く、「寅さん」途中から、それでもって眠気と同居しながら見ていましたね。
安心して、こころを解放して見られる映画だからこそのゆったり感です。
実は、この「寅次郎ハイビスカスの花」は、自分が初めて見た「男はつらいよ」の映画でした。
当時はリリー(浅丘ルリ子)の気の強さに違和感を持った記憶ですが、何度も見ていると、マドンナ役としては、もっとも寅さんにふさわしい、「所帯を持つ」現実味が一番大きかったマドンナですね。
この作品、1980年に封切されています。
当時の沖縄の風景がしっかり捉えられています、米軍基地や米兵、沖縄の言葉と風土。
妻と新婚旅行で行ったのが沖縄、そのころの雰囲気が甦ってきますね、数年前家族旅行で行った沖縄とはずいぶんと違った「純朴さ」があったようにも思えるんですね。
しかし、まあ、寅さんも所帯をもってリリーさんと一緒に暮らしていたら「男はつらいよ」も48作も続く「国民的映画」にはならなかったでしょうがね。(笑)
男と女のバランス感覚、微妙な違和感、そうだからこそ最もしっくりしてた「マドンナのリリー」でしたね。
・・・というわけで、仕事にちょっと疲れ気味、職場の出来の悪い管理者にストレスが溜まり気味の今週でしたから、この気分を「激しいアップダウンのある道」を自転車サイクリングして、脳内活性化ドーバミンの大量生産による気分高揚を狙って、職場の仲間と選んだ行き先は「愛知・森林公園から国有林の山道を越えて定光寺まで」のコースでした。
まるで自傷行為を楽しむかのような長い昇り坂とジェットコースターのような長い下り坂をあえて選んだようなものです。
☆ ☆ ☆
ここからは写真と感想文で、愛知・森林公園と定光寺の自転車サイクリング風景をお楽しみ下さい。
もう春はそこまで、風もなく厳しい寒さもなく一面青空が広がっていた穏やかな一日です。
森林公園の駐車場に車を停めて自転車を降ろしてサイクリングです。
支度からここまでは車では名古屋市守山区の志段味地区を通ります。
この志段味地区はかって四年ほど通勤していた職場があって、毎朝出勤前のモーニングコーヒーを飲んだ喫茶店があります。20年近く前のことです。
それで、その喫茶店に珈琲タイムで寄りました、当時は小奇麗でモダンな喫茶店でした。
梁のある天井には大きなファンシーリングが廻り、薪ストーブが店内を暖めている。
背もたれの少し高い椅子に座って、スポーツ紙を読んだり、小説を読んだり、ゆとりのある出勤前風景でした。
区画整理がされて新道ができてはいるが、昔とちっとも変わらない雰囲気のお店です。
「覚えてみえますか、昔この先の○○に努めていた・・・・・」とママさんに一声。
「ええ、入って見えたときから分かりましたよ」
とても嬉しいものです、何年も前のことですが覚えていてくださるということは。
そういえば、この地区の職場から転勤するときに、真っ白な「珈琲カップ」を記念にいただきました。
名前も特に告げたわけではありませんが「セッケンさん」と呼ばれていたらしい・・・後に知ったのですが(笑)
こういう喫茶店は良いモンです、ママさんも私もずいぶんと歳だけはとったが昔のままです・・・
愛知県森林公園は総合公園として自然が多く残っています、名古屋からも近く各種のスポーツ施設や家族連れで楽しむ公園があります。
まだ春の陽気とはいえませんが、ちらほらと家族連れもいます。
本格的な春のシーズンになりますと、ボート池や芝生の上ではファミリーの憩いの姿でいっぱいになります。
公園を越えて自転車を走らせますとアーチェリー場や野球場・テニスコートもあります。
かって中学生の頃の卓球部のトレーニングでここまで来ました。
夏休みの練習場でしたが、トレーニングというよりはスパルタ部活でしたから、この野球場外周を「うさぎ跳びで5周」なんて先輩の命令、1周でも苦しいから皆ダウンしていましたね。
今でこそ、うさぎ跳びが膝に良くないといわれていますが、それも夏の炎天下、水を飲むとバテるから禁止などという非科学的トレーニングです、「巨人の星」星飛馬の世界です。
もっとも、木陰で心配そうに見つめている優しい姉(彼女)の存在はなかったが・・・(笑)
笑い話で話せる昔のこと、思い出しますね、毎日々々「なんとか先輩の目を逃れてサボる」ことばかり考えていましたね(笑)
森林公園乗馬場前のバス停を左折して愛知県瀬戸市の中水野の地域です。
この公園の乗馬場もすっかりきれいに整備されましたが、この乗馬場は高校生の頃の「乗馬クラブ」のこれまた部活動の場所でした。
並足・速足など週1~2回のペースだと思いましたが、馬に乗って練習していました。
人間よりずいぶんとデカイのが馬です、体高が2mの馬上も人間が乗るとさらにもう1mは高くなるので恐怖感いっぱいでしたね。
30数回目の騎乗のときに、素人に毛がはえたレベルの自分だって馬も気がついたのでしょう、暴走されて落馬して、それが最後のクラブ活動となりましたね。
落馬というよりも、長靴や乗馬服など余りにも高価だったから、貧乏な家だったから「買いたい」って、言い出せなかったというのが本音でしたね。
愛知県瀬戸市の中水野地区、その昔は山林でしたが、何十年も経つと、すっかり開けた市街地に変貌して、大型スーパーや戸建住宅が建ち並ぶ景色です。
その先の愛知環状鉄道「岡多線」を越えると、国有林の木立の中を道路が続いています。
いよいよアップダウンのあるロードってわけです。
斜度は12~13度ほどですが、慣れない昇り坂は休憩なしにはとても無理です、ギア比をチェンジしながらノロノロと昇り切ると、今度は下り坂になりますから、爽快感いっぱいです。
速度制限30キロの表示の道ですが、目一杯走ると自転車でも40キロは楽に越えるから、まるでジェットコースターの気分、目的地の定光寺はすぐ先です。
定光寺公園はまだ人の姿も、まばらです。
公園には、ここに住み着いているのでしょうか野良猫がやってきましたね。
人をみると餌をねだる習慣ができているのでしょうか、ベンチで一休みしている傍で猫も佇む・・・
公園脇の小店で「お好み焼き」と「おでん」の昼食をとりました、こういうサイクリング先で食べる「昼食」っていうのも楽しみの一つです。(途中のコンビにで弁当を買いそびれたので、怪我の功名ってやつですが)
臨済宗妙心寺派の「定光寺」です。徳川御三家の筆頭尾張藩の奥の院とも呼ばれているようです。
尾張藩祖の徳川義直が葬られた重要文化財の「御廟の部」も山頂にあり、石段を登って行くと静寂な空気がとりまいています。
・・・・というわけで、自転車ポダリング、ちょっとアップダウンがきついのですが、このコースは「名古屋・ゆうゆう自転車散歩マップ」自転車生活ブックス編集部編をたいへん参考にさせていただきました。
「名古屋郊外で上り系自転車散歩」・・・「平地だけでは物足りなくなったらココへ」っていう言葉に魅せられたんです。
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