美しい人
何が美しいのかといっても実によくわからないが、京極夏彦の「嗤う伊右衛門」の民谷岩が女性の美しさの傑作であると思っている。
夕食を終えてテレビを見ていると「ビューティコロシアム」っていう番組を放映していた。
容姿に悩む女性の出場者に美容師や整形外科医などがメイキングし外科的手術をほどこし、以前とはまるで別人の顔かたちとして再登場するという番組である。
視聴者のうけをねらって、最初はできるだけ醜く、最後はできるだけ美しく構成するというプロデューサーの意図は単純なんだけれど、たしかに容姿に悩む人は多いだろう。
韓国では美容整形を行う人が多いと聞くし、我が家でも化粧やダイエットには充分に必要以上に気に掛けている家族がいる。
若さは美であるかというとはなはだ疑問でもある。
たしかに若さははちきれんばかりのエネルギーがあふれているが、いづれは歳をとり老化という道すじをたどって行く。
若さ=美しさと考えていると、もう美しい容姿から遠のいていく事との戦いに終始しなければならない、永遠に「負い目」をもった自分に対して苦しい戦いが死ぬまで続くのだから。
日本の貴族社会ではおたふく顔が美人であったというし、太った健康な女性を美人とする国もある。
美というのはまったくもって不確定なものだ。
自分が歳をとってしまったせいか感心が薄れたせいかわからないが、若い芸能人の顔がどうしても没個性的に見えてしまうのは不思議なものだし、男性への美しさがあまり問われないのもこれまた不思議なものだ。
美しい人が魅力があるのはやっぱりその豊かな個性の発揮にあると思うから、年齢に応じた自分自身を発見していくことではないかと、男も女も同じことではないかと、美しさを追求してゆくならそう言う事だと思えてならない。
・・っていうことで「ビューティコロシアム」を見終わったあとで
「200万円ちょうだい、美容整形でもっと美しくなるから・・」
「いやいや今のままで充分美しいから、そんなことしなくてもいいよ」
微妙な会話を繰り返すバカ夫婦であった。
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コメント
又、おじゃましました。
我が家もビューティーコロシアム夫婦で見てました。
でも会話の内容が微妙に違うような(笑)
どうしても、第一印象などは顔の形などで判断される事が多いため、こだわってしまうんでしょうね。
内面からにじみ出る美しさっていうのは、美人不美人に限らず、この人感じいいなって思えますものね。
男性の美ですか?う~ん、イケメンとか言う言葉もありますが、どうでしょうね。(笑)
投稿: tami | 2005.11.23 23:34
いやぁ、訪問いただいてとてもうれしいですよ。
実はtamiさんの「いい夫婦の日」を読ませてもらい、やっぱりどこでも夫婦の会話のネタになるんだとへんに納得して、トラックバックとコメントをと思いつつ、トラックバックってどうやってやるんだっけ・・・となってしまったんです。
我が家はもっぱら私が防戦一方の会話なんですよね(笑)
楽しく読ませていただいていますよ。
投稿: ちょっと一休み | 2005.11.24 00:22
こんにちわ!私もビューティーコロシアム見ましたが、ウチはまた違う内容で論議しました。
けっこう白熱したんですが、このブログを見て、いろんな考え方をしておられる人がいるんだな、と、ちょっと反省もしました。
また遊びに来ますね。
トラバさせてもらいました。
投稿: rinrin | 2005.11.24 15:28
rinrinさん訪問いただきましてありがとうございます。
「ビューティコロシアム」ってなかなか皆さん感心のあるところのようですね。
容姿の突然変異のようなところばかりに目が入ってしまって、容姿に悩む不健康な心がどのように健康に変わっていったのかって言う部分がテレビでは伝えていないので、ちょっと不満・・・などとも思っています。
ブログ見させていただきました、元気いっぱいなブログでいいですね。
また訪問して読ませていただきますね。
投稿: ちょっと一休み | 2005.11.25 00:07